採れたて!トレセン情報

第948回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
あの騎手・あの厩舎・あの馬主!
大波乱の再現があるゾ!!

世界的に猛威をふるっているコロナウイルスの影響で今週も無観客で開催となるが、開催してくれているだけでも嬉しい限り。自粛自粛で、楽しみが極端に少なくなっている今、せめて競馬という娯楽だけは開催していて欲しい。

土曜日の重賞は中山でダービー卿チャレンジトロフィーが行われる。

ここには、注目しなくてはいけない騎手・厩舎・オーナーの馬が存在する。

以前からこのコーナーに注目して頂いている方なら勘づいていられる事だろう。

そう、2週前のフラワーCで単勝約80倍の超高配当となったアブレイズと同じ藤井騎手が鞍上で池江厩舎の管理馬、そしてオーナーも親族、もちろん生産も、国内外の違いはあれど共ににノースヒルズという、ここのところ注目の組み合わせとなるジャンダルムだ。

鞍上の藤井騎手は、昨年から日本のJRAに移籍したばかりだが、7月の中京記念以降、このジャンダルムにはずっと騎乗している。もちろん、この馬に合わせて乗っているところもあり、今回の中山遠征も必然。

前走の東風Sで10着に敗れたことで、ましてメンバー構成も今回はGI馬も重賞勝ち馬も多く出走しているため人気は落としそうだが、そもそも前走の東風Sでは1番人気に推されたほど能力は買われている存在。

それもそのはず、年明けの同じ中山芝マイル戦のニューイヤーSを快勝、昨秋にも日本レコードの高速決着となった京成杯AHでも3着と好走、さらに言えば、GⅡ弥生賞2着、GIホープフルSでも2着と、中山コースは実績十分の得意コースである。

前走の大敗の理由について、陣営も「敗因はわからない…気ムラな面を出したのかも」と腑に落ちてない様子で、それは多少気になるものの、中間もしっかり調教され状態は決して悪くない。

そして何より、前走は別定で58キロだったものが、今回はハンデ戦で56キロ、この2キロ減は大きなプラスだろう。

人気を落としているが、侮れない存在である事に間違いない。

アブレイズの再現は十分にある!

美浦『聞き屋』の囁き
「持っている」ベテラン

フルゲートを大きく割る12頭立てとなった今年の大阪杯

ドバイ国際競走の中止発表がもう少し早ければ、多くの有力馬たちが大阪杯に参戦した可能性があるだけに、新型コロナウイルスの影響は相当大きく残念としか言えない。

新型コロナウイルスは大阪杯でほかにも影響を及ぼしている。

それは鞍上の調整について。

有力候補のダノンキングリーは当初の予定ではルメール騎手が騎乗するはずだった。

ところが、すでにご存知のとおり、ルメール騎手がドバイへ出国したことで帰国後感染防止対策のために、2週間の自主隔離をとることになり、大阪杯での騎乗ができなくなってしまった。

そこで、前走騎乗して結果を出している横山典騎手へと戻ることとなったというわけだ。

つまり、中山記念から引き続いた騎乗ではあるが実際には馬柱には載っていないところで、一度ルメール騎手を経由してから横山典騎手へとなっているのだ。

こういう不義理を嫌うのが横山典騎手だが、今回はすんなりと話が収まったとのこと。

それは、もともと横山典騎手自身も今週オーストラリアへ遠征する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で遠征を取りやめたため。

ちなみに、この遠征をやめた馬は土曜日にダービー卿CTへ出走しているマイスタイル。

つまり、中山記念で勝っても負けても次走の大阪杯は乗れないと、先に横山典騎手自身が断りを入れていたため、ルメール騎手へと乗り替わることがスムーズだったというわけだ。

その後、ルメール騎手が乗れなくなり、再度の依頼が横山典騎手へとあったというのがダノンキングリーの鞍上をめぐる経緯。

横山典騎手が「持っている」と言われる所以は、こういった巡り合わせが多いからかもしれない。

衰え知らずのベテランの手綱捌きは大舞台でこそ発揮される。逆らうのは危険かもしれない。

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