採れたて!トレセン情報

第951回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
この馬は譲れない。
桜の舞台にかける期待は高い!

世界的に猛威をふるっているコロナウイルスの影響は、世界の競馬界でも大きな影響を受けている。

日本の競馬は何とか行われているものの中止になっている国も多い。

先日のドバイワールドカップデーが中止になったのも記憶に新しいところ。

そのドバイワールドカップには、日本馬および日本のジョッキーも多くが参戦を予定していただけに、日本の競馬にも影響が大きかった。

実際、遠征できなくなる懸念があったため1週前から滞在していたルメール騎手が、帰国後に検疫のため2週間レースに乗れなくなったのをはじめ、そのルメールに合わせて予定変更をした陣営、また遠征をキャンセルした事によって乗り替わりなども生じた。

この一連の影響は、先週までで落ち着いているように見える。

しかし実は、影響というわけではないが、そのドバイ遠征を中止したことが大きなターニングポイントになるジョッキーがいる。

福永騎手だ。

桜花賞で騎乗するのは、クイーンCの時にもこのコーナーで取り上げたミヤマザクラ、そのクイーンCを見事に制し桜花賞に駒を進めて来た。

当時の勝利騎手インタビューで、勝ったにも関わらず神妙な顔で「上手く乗る事が出来ませんでした…」と、まるで敗戦騎手のようなコメントを残し物議を醸しだした。

その真相は、イメージは控えて終いを伸ばし差す競馬だったのだが、先手から早め先頭押し切りという逆の競馬になってしまったからのようだ。ただ、それもこの馬にかける期待の高さの裏返しでもある。

この福永騎手、ドバイワールドカップデーには、ミスターメロディに騎乗するためドバイ遠征する予定だった。結果あ中止となり日本で乗っている…様に見えるが、実はドバイの中止が発表される前に、ドバイ遠征を自らで中止していた。

その理由は、遠征してしまうと、帰国時の検疫で2週間以上乗れなくなる可能性があるから。先週の大阪杯のワグネリアンもそうだが、決め手となったのがこのミヤマザクラの存在。この馬の挑む桜花賞は、ほかのジョッキーにはどうしても譲りたくなかったようだ。

そう、それだけ期待が高いという事。馬の個性的には、その先のオークスまで考えてのことかも知れないが、それでも、この桜の舞台から目は離せない。

ここでどんなパフォーマンスを魅せるのか、改め注目してみたい。

美浦『聞き屋』の囁き
2頭出しの手塚厩舎は…

阪神JF-チューリップ賞の王道路線組か、その他か。今年の桜花賞は大きくわけるとこの2つではないだろうか。その中で気になった関東馬について掘り下げたい。

展開のカギを握るスマイルカナについて。

前走、代打騎乗した丹内騎手によると、前走時の指示は出たなりで、行く馬がいなければハナへ、他が主張するなら無理をしなくてもいい、と言われていたので控える競馬となったとのこと。

その結果が流れ込むだけの7着だったので、今回は内目の好枠ということもあり、堂々の逃げ宣言。

主戦の柴田大騎手に手綱が戻ることもあり、積極策が明らか。

ハイペースで後続に足を使わせるタイプではなく、平均ペースを刻むタイプで結果を出している逃げ馬。

周りにいる馬の多くが先行力があるタイプだけに、スローペースは考えにくい。

スマイルカナの出方が展開を大きく左右することは間違いない。

2頭出しの手塚厩舎ははっきりとした差があるコメント。

2歳女王に雪辱を果たしたマルターズディオサは手塚調教師も田辺騎手も絶賛。

勝ちに行く競馬で勝てたチューリップ賞の内容を高く評価。

一方のインターミッションは桜花賞に直結しないで有名なアネモネS勝ち。

410キロを切る小柄な馬で、この馬のために2頭で栗東へ滞在して中間は調整。

まだこれからの馬と手塚調教師が言えば、石川騎手もいい枠を引いたのでロスなく立ち回りたい、とそれ以上は触れないまま。桜花賞の参考にしてもらえるなら幸い。

競馬場から見た推奨馬券
こちらも素質は凄い!

中山は、土曜の夜半から夜明け前まで弱い雨が降る予報。芝コースには大きな影響はなさそうだが、ダートは時計が速くなりそう。週中の強風の影響か、ダートは土曜の時点でも時計は速めだっただけに、日曜はかなり速くなるかも。

雨の降る量によって芝コースは、傾向がガラッと変わるので、日曜は速くなるのが確定的なダートで勝負したい。

まずは中山2R。前回も推奨したが、いま一度2番サンキーウエストで勝負したい。
その前走は発表こそ良馬場だったが、少し湿った感じの脚抜きの良い馬場。ちょうど明日の馬場に近い馬場状態。スローで行った行ったの競馬となってしまい、外から追い込んだが3着がやっと。いつになく発馬は良かったのだが、外枠もあって終始外を回るハメに。互角のスタートを切れただけに、先着2頭のように内枠なら、もっと際どい競馬になっていたと思えた。
あまりガサのある方ではないし、切れる脚を使うタイプ。脚抜きの良いダートは合うはず。そして今回は内枠を引けた。
メンバー的にも、今回は牡馬との混合となるが、それほど好調馬は見当たらないだけにチャンスはある。

単勝 2
馬連 1-2 2-10 2-13
3連複 2の1頭軸 相手 1.7.10.13

自信度 B


もう一鞍は続く中山3R。ここは12番ラストマンで堅いと見る。
土曜の中山6Rにて、プレシオーソが楽勝で連勝を果たしたが、ラストマンはプレシオーソに新馬戦で、唯一抵抗を見せた馬。
その新馬戦は、土曜にも記したように全体時計も水準以上だったが、ラスト2ハロンのラップが11秒9-11秒7とハンパなく優秀。多分、同馬もそれと大差のないラップで走っており、こちらも素質は凄い。
むしろプレシオーソよりも、ラストマンの方が馬体に余裕があっただけに、上積み面も大きく期待できる。
プレシオーソが昇級戦でも楽勝したことから、同馬への期待も更に高まる。

馬単 12-2 12-4 12-7
3連単 12の1着固定 相手2.4.7.16

自信度 A

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