うまスクエア

第954回

採れたて！トレセン情報

今週も引き続き無観客開催、開催してくれるだけでも救われるものの、やはり競馬ファンの歓声が聞こえないのは残念なかぎり。

先週の桜花賞も見応え十分のレース、ゴール前は大歓声だったことだろう。

今週は牡馬クラシックの１冠目、皐月賞。暮れの２歳ＧＩ馬２頭がぶっつけ、対してトライアルレースから挑んでくる新興勢力もあり、先週同様に見応えあるレースが繰り広げられそうだ。

そのぶっつけで挑むＧＩ馬２頭、コントレイルとサリオスに加え、弥生賞を制したサトノフラッグ、この３頭が前売りオッズ的にも上位を形成している。

もちろん有力馬に間違いないが…

注目してみたいのは、ホープフルＳで２着の実績馬ながら、トライアルのスプリングＳで伏兵にアッサリ負けてしまった事で人気を落としているヴェルトライゼンデだ。

その２着に敗れた前走のスプリングＳだが、あくまでステップレースという事もあるが、何よりこの馬には距離1800ｍが短かったという。ゆえに、陣営としてもその敗戦は全く悲観していない。

今回は当然、状態面の上積みがあり、さらに距離も延長される。そして、緩い馬場での競馬は新馬戦と２走目の萩Ｓで勝利と馬場状態も問わない。

血統的にも、皐月賞２着だったワールドエース半弟、そして昨年の菊花賞を制したワールドプレミアも半兄、ＧＩ級の底力がある血筋。

父はドリームジャーニー。ＧＩを制したのは３つ、全て１番人気では無く、ほかも含め重賞は計７勝したが、６勝が１番人気ではなかった。ブエナビスタを差し切った有馬記念の印象が強いからか、人気馬食いのイメージが強かった。

管理していたのは、このヴェルトライゼンデと同じ池江厩舎、そして主戦だったのも今回と同じ池添騎手だった。

今回もスターホースの影で地味な存在になっているが、あっと言わせる可能性は秘めているはず。

人気を考えればちょっと注目してみたい一頭だ。


日曜の中山は、曇り時々晴れの予報。
しかし、土曜の１Ｒの発走時点で重、不良とかなり悪く、更に昼頃は豪雨。雨が止んだ後も風は強く、日曜はだんだんと気温も上がるようだが、回復は遅れそう。
いずれにしろ、基本的には芝は力の要る馬場、ダートは逆に脚抜きの良い馬場となりそう。

皐月賞は見応えのあるレースとなったが、
他のレースでは馬場状態を考えると、勝負する気が起こるレースがない。
日曜は無理をせずに、省エネ馬券を心掛けたい。

とりあえず中山６Ｒ。ここは一息入れて立て直され、得意の中山に備えた９番ダノンファストでいける。
注目すべきは、今回と同じ中山1800mダートで圧勝した前々走。馬場状態も脚抜きの良い、今回と同じような状況。外を回った横綱相撲で、直線に入ってから離す一方の大楽勝。手応えから、追えば時計も１秒くらいは楽に詰まりそうな感じだった。
惜敗の前走は、コース適性もあったかもしれないが、先頭に立って気を抜いた分、差し返されたような気がした。それに、パドックでも、少し歩様が硬くなっていた印象もあった。
それだけに、２ヶ月間隔を開けた効果は大きいはず。得意のコースで決める。

馬単　9-4
3連単　9-4-8 9-8-4 9-4-11 4-9-8

自信度　Ｂ

もう一鞍は、皐月賞の後の中山12Ｒ。その頃になれば、芝コースもかなり回復するはず。内が有利な中山1600mで、内側から回復していく雨上がり。
それだけに、好枠を引いた３番フォルコメンが中心。
こちらも前走、今回と同じ重馬場の中山1600mを骨折明けながら、あっさり勝ち上がっている。
以前は、能力を出し切れずに取りこぼすシーンも多々あったが、チークＰを着用したここ２戦は全く危なげなく勝っている。チークＰのおかげで、レースに集中することができるようになったようだ。
そうなれば、デビュー当時から評価の高かった馬だけに、信頼しても良さそう。
骨折明けを叩かれた上積みも大きいはずで、昇級でもチャンス十分。

馬連　3-11　3-4
3連複　3-4-11

自信度　Ｂ