採れたて!トレセン情報

第960回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
デビューから一貫した継続騎乗が、ここで開花するか!

いよいよ今週から5週連続東京GIに突入、その開幕GIはNHKマイルC

GI馬レシステンシア、3戦3勝の無敗の重賞勝ち馬ルフトシュトローム・サトノインプレッサ、そして連対100%で重賞2勝、GI2着もあるタイセイビジョン、4戦3勝のシャインガーネット、5戦3勝サクセッション、6戦3勝ラウダシオンと、ここまでで無敗の馬が複数頭いること自体珍しいのだが、それに加え3勝馬も多く、今年は非常にレベルの高いNHKマイルCとなった。

ただ、前述6頭のうち、半分の3頭は前走から鞍上が乗り替わり。残る3頭にしても前走が乗り替わり、よくよく出馬表を眺めてみると、乗り替わりの馬は多く、またデビューからずっと同じジョッキーが乗っている馬も極めて少ないことがわかる。

唯一、デビューからずっと同じジョッキーでこのレースを迎える馬がいた。それは…

朝日杯FSやシンザン記念でも少し話題となった、原田和真騎手が手綱を取るプリンスリターンだ。

このコンビが結成されたのは昨夏の函館。実は当初は松岡騎手でデビュー予定だった。しかしその松岡騎手が、厩舎の調教を手伝っていて、このプリンスリターンの調教にもずっと跨っていた原田和真騎手を見て「乗せてあげて欲しい」とお願いしたという経緯。結局、その縁があってここまで来ている。

この原田和真騎手は関東の美浦所属ジョッキー、それでもこの馬には以来ずっと調教でも跨っている。

まだ重賞勝ちは無く、この馬で挑んだ前走、前々走は大チャンスだった。

前走はハイペースの競馬を4角先頭の自ら勝ちに行く横綱競馬、抜け出したところでソラを使ったことと、やはりハイペースを勝ちに行った事もあって厳しいレースになってしまったものの、3着は勝ちに等しい内容だった。

前々走は、ルメールに上手く立ち回られ、ゴール直前で差される痛恨の2着。加用師も「あの辺りがジョッキーの差なのか…」とは言っていたが、何とかタイトルを獲らせてやりたいとコンビを続行している。

今回はGIの舞台、さらに厳しいレースとなるが、朝日杯FSでも5着に飛び込んできており、脚を溜めて落ち着いて競馬が出来れば、ここでも足りておかしくない。

2月の東京マイルGIフェブラリーSでは同期の長岡騎手が2着と見せ場を作った。

同じ東京マイルGIの舞台で、原田和真騎手も期するところはあるようだ。

幸い、内枠を引いたことで自然と脚は溜まり流れに乗れるだろう。あとは落ち着いて直線で捌ければ十分チャンスはある。

悲願の重賞タイトル、しかもGIという事なら喜びもひとしおだろう。応援もあるが注目してみたい。

美浦『聞き屋』の囁き
NHKマイルCのあれこれ

GⅠ馬1頭、3戦3勝の無敗馬が2頭、重賞勝ち馬も多数。今年のNHKマイルCはハイレベルの様相。

3戦3勝のルフトシュトロームは、以前にも書いたが堀師がその能力を絶賛しており、キンシャサノキセキ産駒の最高傑作、とコメントしたことが最短で現実のものとなる可能性が出てきた。

1月デビューで4月までですでに3戦していることが、堀厩舎のローテーションとしては異例。

僚馬サリオスがダービーへと向かうこともあり、マイル路線はルフトシュトロームで制圧しよう、ということなのかもしれない。レーン騎手の来日が決まっていたことも強気なローテーションの後押しになったのかもしれない。

初めての東京競馬場と左回りになるが、それはレース選択の都合で中山競馬場しかなかったためで、末脚の爆発力を考えるとむしろ東京でこそのタイプ、というのが厩舎の見解。

シャインガーネットは桜花賞をパスしてNHKマイルCへ。

これは主戦の田辺騎手の事情で、田辺騎手には桜花賞でマルターズディオサが先約で予定していたためで、その都合にシャインガーネットが合わせたもの。

もうひとつの理由は負けた1戦は右回りの中山でのもので、左回りに限れば3戦3勝。

阪神も右回りであり、これも桜花賞をパスする後押しとなった理由。

ウイングレイテストは前走は不利がなければ勝っていたはず、と横山武騎手は豪語。

たしかに、大きな不利であり勝ったルフトシュトロームより外を回っていることを考えれば、勝っていたと言いたくなる気持ちも分かる。

ルフトシュトロームが人気するなら自分の馬も人気になっていいのでは、と思うのもある意味では当然。

若さゆえの勢いに任せた発言ではあるが、勢いが若さの特権でもある。

桜花賞、皐月賞に続き無敗馬が勝利するのか。実績馬か、抽選を突破した運がある馬か。

ハイレベルの戦いを期待したい。

競馬場から見た推奨馬券
順当に勝機到来!

府中は日曜も雨は降らなさそう。このままオークス、ダービーまで好天が続き、絶好の馬場状態にて、優駿どもの真の力比べを見たいものだ。
とりあえず、日曜も芝の競馬は速い時計での争い。ダートは適度に時計のかかる馬場だ。

日曜は東京4Rから。パンパンの良馬場なら、2番ヤシャマルの巻き返しに期待できる。
前走は一息入っていたこともあるが、それ以上に不良馬場が応えた印象。跳びの大きな馬だけに、ノメってノメって追っつけ通し。その前の小倉戦も、馬場が悪くて同じような感じ。それにズブさもあるので、小回りは合わなそうだった。
その点、今回は広々とした東京で、良い馬場状態。一度使われた上積みにも期待できる。
3走前、4走前の中山戦は、メンバーが揃っていただけに、2着、3着は評価できるものだった。
それだけに、好調馬の少ない今回の組合せなら、順当に勝機と見る。

単勝 2
馬連 2-10 2-13

自信度 B


東京7Rは、好調馬の少ない低レベルな一戦。それだけに、中央再転入の2番ロードリッチで好勝負になる。
名古屋での3連勝は全てワンサイドで、他馬を全く問題としない楽勝である。元々が秋の東京のレベルの高い新馬戦で2着した素質馬だけに、当然の結果であろう。
中央で勝ち上がれなかったのは、次のレースで骨折。そして8ヶ月後に何とか出走にこぎつけたが、盛夏の時季で夏負け気味。結局、その一戦が最後となってしまった。
そして名古屋でじっくり立て直されて、再度中央に戻ってきた。
新馬戦の内容からかなり期待していた馬だけに、手薄なこの組合せなら十分勝ち負けになると見る。
相手も、3走前の東京戦の2着が、ハイペースを早目に先頭に立った強い内容だった11番グロリアスホープがかなり有望。

馬連 2-11

自信度 B


東京9Rは昇級戦でも、1番シークレットランが中心。
前走がとにかく強くて、完全に一皮むけた印象を受けた。最後まで真剣に追われることのないまま、全くの楽勝だった。
3歳時は重賞でも人気になっていた馬だけに、復調したと言った方が良いのか。
それだけに昇級戦といっても、本来は格上的存在と見るべきだ。
そして展開。行きたそうなのは、グレンガリー1頭だけで、スローペース必至。好枠を引いているし、武豊なら自然とハナか2番手は間違いない。当然、鞍上の貫禄で競り込みもないはず。
展開も味方にして、ここも好勝負必至だ。

馬連 1-6 1-12 1-5
3連複 1と6の2頭軸 相手2.5.12.13

自信度 C  

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