採れたて!トレセン情報

第964回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
抽選覚悟の選択。それだけこの馬にかける期待は大きい!

いよいよ今週は優駿牝馬オークス、そして次週には東京優駿日本ダービー、春競馬の佳境を迎える。

今年は無敗の桜花賞馬、無敗の皐月賞馬が誕生しており、牡馬・牝馬ともに1強ムード。実際オークスの前売り人気では、デアリングタクトは単勝1倍台の圧倒的支持を受けている。

鞍上の松山騎手については、このコーナーでも何度も取り上げて来たお馴染みのジョッキー。

今年は京都金杯で重賞制覇を成し遂げると、キャリアハイの昨年を上回るペースで勝ち星を量産、そして桜花賞を制し自身GI2勝目を上げ、今年最も勢いのあるジョッキーと言える存在だった。

ただ、先日の落馬事故で一時戦線離脱、オークスへ向けて心配されたが、彼自身「オークスのデアリングタクトでしっかり乗る」ために、2週前から痛みを押して復帰。その復帰初日から勝利を挙げ、翌日には3勝の固め撃ちを決め、周りの心配をよそに大活躍。先週はアウェーの東京で騎乗だったため騎乗馬に恵まれず勝ち星は挙げられなかったものの、GIのサウンドキアラでは、大外枠を引きながらもアーモンドアイに勝負を挑む競馬で大きく存在感を示した。

馬も鞍上も、今年のオークスの主役で間違いないだろう。

但し、その女王の座を狙っている陣営が存在する事も確か。

前売り2番人気、やはり無敗のデゼルはもちろん、道悪の桜花賞で力を出し切れなかった陣営など虎視眈々。

そんな中で注目してみたいのは…

前走の忘れな草賞で惜しくも勝てず抽選対象となっていたリリーピュアハートだ。

抽選対象6頭中2頭が出走可能と言う、3分の1の確率を見事クリアし出走が叶ったこの馬、鞍上は引き続き福永騎手なのだが、常々お伝えしている通り、今は騎手の移動制限があり、日曜日に東京で乗るためには土曜日も東京で乗らなくてはならない。アウェーの東京、ましてオープン以外は関西馬の遠征が出来ない今、騎乗馬確保は難しく、実際に平場の2頭しか騎乗馬は集まらなかった。

もし京都で乗っていれば、それなりのラインナップになっていたはずで、重賞の平安ステークスでも有力馬の依頼があっただろう。

ゆえに、3分の1という半分以下の確率の低い抽選と土曜日東京騎乗のデメリットを考えれば、普通なら京都での騎乗を選ぶところ。しかし、結果は抽選覚悟でリリーピュアハートを選んでいる。

それだけこの馬に手応えがあるのだろう。

実際、このオークスの舞台である東京芝2400mというタフな舞台を経験し、そして勝ち星も上げていることは心強い実績。

ほとんどの馬が初めての距離という事で不安を感じるところで、その不安が無いという事は大きなアドバンテージになる。

もちろん、それだけで決めたわけではないだろう。数々のGI馬の背中を知るジョッキーなだけに、この馬にもそのチャンスがある事を感じているはずだ。

1強ムード漂う今年の桜花賞だが、この舞台で行われるだけにまだまだ分からないところはある。

コース実績があって、鞍上にも意気込みを感じるこのリリーピュアハートには注目してみたくなる!

美浦『聞き屋』の囁き
オークスのあれこれ②

昨年は父・横山典騎手から息子・横山武騎手に乗り替わりということがダービーであったが、今年は逆で、騎乗停止となった横山武騎手から横山典騎手へと乗り替わりになったのがウインマリリン

ウインと横山典騎手のコンビ自体が非常にレアケースではあるが、今回はウイングループの方から代打なら横山典騎手が第一希望という打診があったとのこと。

横山典騎手の存在感は当然だが、横山武騎手は関東リーディングトップで、それに刺激を受けて成績が急上昇しているのが、兄の横山和騎手。

つまり、今もっとも勢いのある血統が横山一族。この乗り替わりは注目しておいた方がいい。それにウインマリリンを管理する手塚厩舎はマルターズディオサ、インターミッションも出走しており3頭出し。

昔からの格言、人気薄には注意ということもあるので、手塚厩舎自体をマークするのも手だろう。1強のままなのか、新女王が誕生するのか。今年もクラシックが面白い

競馬場から見た推奨馬券
馬場を味方に!

府中の日曜は晴れ間ものぞき、温度も上がるとのこと。金曜の夜半に降雨があり、土曜はダートだけ稍重スタート。
ただ稍重でも、ダートはそれほど時計は速くなく、追い込みも利いている。芝は幾らか時計が速い程度の水準的な馬場状態であろう。


休み明けの前回も期待したが、もう一度東京10Rの1番ウィンドライジズに期待したい。
休養前の奥多摩Sは、レース中の鼻出血での惨敗で参考外。その前の2戦の内容が非常に強く、3勝クラスでも明らかに能力上位という印象を得た。そして左回りの1400mを専門に使われている点も好印象だったので、前回も期待したのだが、今にして思えば鼻出血明けだけに、手加減して攻め切れなかったようだ。
厩舎サイドのコメントでは、最内枠で競馬がしづらかったとあるが、過去には内を捌いて好走したことは何度もある。やはり、仕上がりの問題だったのであろう。
それだけに、叩いた上積みは大きいはず。中2週でしっかり時計を2本出しており、久々を使った反動は全くなしと見て良い。
順調にきた今回も走らなければ、諦めがつく。鼻出血の影響か、精神的な問題があるのであろう。
このメンバーでも能力上位は間違いないと思っているので、ベストの東京1400mなら、背水の陣で馬券を買いたい。

単勝 1
馬連 1-3 1-6 1-8 1-10
3連複 1の1頭軸 相手3.5.6.8.10.12

自信度 C


東京12Rは、ぜひとも買いたい馬がいる。このレースは、今開催2週目の今回と同じダート2100m戦の再戦模様だが、注目馬はファイトアローン
その前走は、先行した3頭で決着した前残りの競馬。そこで追い込んで4着のネオブレイブも評価できるが、それに0.1秒差で6着だったファイトアローンの方が狙い目。
4角過ぎに、後方からネオと併走で追い上げ態勢に入ったが、ネオに先に仕掛けられて外から被されて挟まれ、ヒルんでしまった。そこから気難しさを出しながらも、外に持ち出してエンジンの掛け直し。リズムが崩れて内にささりっぱなしにも関わらず、再びネオブレイブに追いつくところまできた。スムーズだったら、明らかにネオブレイブには先着していただろうし、勝つシーンもあったと思う。
前走時は546キロあって、まだ絞れる体つき。今回が叩き3戦目でもっと締まった体で出走してくるはず。
かなりズブい馬だけに、中山の2400mか2500mがベストであろうが、直線が長い分、東京ならこの距離でも問題ない。
前走はテン乗りだった福永が、再度騎乗することも好材料。手応えを感じての再騎乗であろうし、気難しいことも分かっただけに、同じ轍は踏むまい。

単勝 15
馬連 11-15 12-15 5-15
3連複 15の1頭軸 相手5.6.911.12

自信度 B

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