採れたて!トレセン情報

第965回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
急転直下の乗り替わり劇。
巡って来たチャンスでアピールを

いよいよダービーウイークを迎える。年に一度の競馬の祭典、今年も新たなダービー馬が誕生し、ダービージョッキー・ダービートレーナー・ダービーオーナーが決まる。無観客レースは残念ではあるものの、開催してくれる事に感謝したい。

その前日の土曜日、京都では重賞に格上げされて3年目を迎える葵ステークスが行われる。

先週もお伝えしている通り、今は感染リスクを軽減させるために、騎手の移動制限がかかっており、ダービーに乗る騎手は土日とも東京で騎乗しなくてはならず、京都の重賞のこの葵ステークスには、普段は重賞で騎乗していない騎手もチャンスが巡ってきている。

そんな中で注目のジョッキーは…

先週の平安ステークスでは、そんな中で乗り替わっていなかった幸騎手に注目したが、今週はその移動制限により乗り替わる方、斎藤新騎手ワンスカイに注目してみたい。

というのも、この移動制限がかかる前には、和田騎手が騎乗を予定していた。前走後は1400mの橘ステークスから、この葵ステークスへ。和田騎手は両方とも体を空けており、それだけこの馬に魅力を感じていたという証でもある。

最終的にに体勢が整わずここまで延びたが、「1400mでも大丈夫だと思うけど、どちらかと言えば1200mの方が良さそう」とも和田騎手は話していた。

ところが、京都新聞杯で騎乗したディープボンドが勝利しダービーへ駒を進め、さらに移動制限がかかっている事で土曜日の京都での騎乗が出来なくなってしまった。

その代打には、一時は藤岡康太騎手で決まった。ところが先週、ワンスカイと同じ斎藤誠厩舎の管理馬であるリアンフィーユが右前のハ行で発走除外となったのだが、歩様の乱れを指摘したことが調教師は納得がいかなかったようで、藤岡康太騎手をドタキャンし、ご子息である斎藤新騎手にスイッチした。

昨年デビューのまだ減量の見習いジョッキーだが、昨年は同期でNO1の42勝を上げ新人賞を獲得。しかし、今年は同期の岩田望来騎手、そして団野騎手にも遅れを取る成績で、昨年の勢いが影を潜めている。

そういう意味でも、この巡ってきたチャンスで結果を出しアピールしておきたいところだろう。

もしかすると、それを見込んでの親心なのかも知れない。

このワンスカイ、いろいろな意味で注目してみたい!

美浦『聞き屋』の囁き
ダービーのあれこれ①

デアリングタクトが力でねじ伏せて、着差以上の強さをみせたオークス。

やはり、無敗の桜花賞馬は強かった。

こうなるとダービーも、無敗の皐月賞馬コントレイルの2冠達成が焦点になる。

いまさらコントレイルの強さに触れる必要はないので、その他の動向を掘り下げたい。

まずは対抗の1番手サリオス

共同記者会見以外、公式コメントを出さなかったあたりがポイントかもしれない。

というにも、共同記者会見での内容もそうだが、レーン騎手&厩舎ともに2400mという距離に対して極力触れないようにコメントしているところがあり、距離に対して突っ込んだ質問があると答えにくい、つまり距離に不安がある、のではないかと推測することができる。

実際、以前も書いたが、堀師が希望したとされるのが、NHKマイルCから安田記念のマイル路線であり、皐月賞を使ったのはクラブ&ノーザンファームの意向であり、皐月賞2着後もNHKマイルCかダービーか、もしくは安田記念へ向かうかでトップ会談が行われて堀師の希望は通らずにダービーとなったとのこと。

桜花賞、皐月賞、オークスとここまでの3歳GⅠでノーザンファームが勝っていないのは近年ではない非常事態。コントレイルに太刀打ちできるとすればサリオスしかいない、というノーザンファームの焦りが、ダービー出走へと舵を切ったのは想像がつく。

コントレイルの対抗馬1番手ではあるが、距離克服がポイントになりそうだ。

競馬場から見た推奨馬券
大外枠がかえって

【競馬場から見た推奨馬券】
府中の土曜は、降っても多少程度の予報で、ほとんど馬場には影響なさそう。
芝は開催6週目で、Bコースも3週目。時計はまだ速目だが、徐々に外からの差しが利くようになってきた。雨さえ降らなければ、脚質による利、不利の差はなく、あくまでも展開次第だ。
ダートも時計は少し速目だが、コース的に差しが利くので、こちらも展開次第といったところだ。

まずは東京3R。注目馬は12番ノーエクスキューズ
調教の動き、馬っぷりの良さから函館の新馬戦も評判になっていたが、4角で外に膨れ、直線では急激に内にささるという幼さを前面に出してしまった。
7ヶ月ぶりの前走も、最後は内にモタれて追い比べに持ち込めなかったが、強い勝ち馬相手とマッチレースとなった。メンバーレベルも高かっただけに、能力は間違いなく高い。
そういう馬だけに、一戦毎の精神的な成長は大きいはずだし、今回は休養期間も前回の半分と、肉体的にもしっかりしてきたようだ。その証拠に前走時は坂路併用での調整であったが、今回はWコースだけで仕上げられた。
まだ良化の余地はたくさん残る馬で、アテにしづらい面はあるが、能力の高さであっさりも十分だ。

単勝 12
馬連 5-12 12-17
3連複 5-12-17 5-12-16 5-7-12
12-16-17

自信度 C

土曜の東京で一番堅そうな軸馬は、10Rの11番アオイシンゴだ。
前走は半年ぶりの競馬で+16キロ。久々もあって掛かり気味の先行となってしまった。しかも3角手前で引っ掛かってきたゲバラに前な入られ、首を上げてエキサイト。それで早目に先頭に立ってしまった分、勝ったアイスフィヨルドに内をすくわれてしまった。それでも3着以下は離しており、能力上位は示した。その前走はゲバラ、サトノフォース、メッシーナと素質馬揃いの一戦だっただけに、メンバーレベルも高かった。
そして前々走の2勝級勝ちが強い内容であったように、明らかに叩き良化型である。
その前々走は一度使われてガス抜きができ、楽に折り合いもついていた。同じように叩かれた今回も、折り合いはつけやすいはず。特に今回は前走が大幅馬体増であっただけに、馬体面の上積みも大きいものと見る。

馬単 11-10 11-8
馬連 10-11 8-11
3連複 8-10-11

自信度 B


京都 11R葵Sにも買いたい馬がいる。
16番ビップウイングがその馬。1200mを使うようになってから連勝と、ようやく適条件が見つかった。バリバリのスプリンターではなさそうだが、かなり気難しいだけに、馬の気にまかして行けるこの距離が合うのであろう。
何よりも前走の中山戦が圧巻。好発を抑えこんでなだめている間に中団まで下がるが、3角過ぎにゴーサインを出すと大外を
一捲り。最後は突き放す一方の楽勝。かなり強い印象を受けた。それでも道中はまだ遊ぶ面を見せていただけに、本気で走ったらどんだけという感じ。
今回も大外枠だが、京都も6週使われて、そろそろ外伸び傾向が強まるはず。前走と同じような馬場状態と見る。
気難しさが強いだけに、大外枠がかえって良いの可能性もある。

単勝 16
馬連 12-16 13-16 2-16
3連複 16の1頭軸 相手2.12.13

自信度 C

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