採れたて!トレセン情報

第967回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
M.デムーロが!?
1鞍だけしか騎乗しない!一頭入魂

6週連続GI開催も早くも最終週、トリを飾るのは毎年恒例の安田記念。今年はGI馬が10頭、しかも現役最強クラスのアーモンドアイを筆頭に、マイルGI連勝中のインディチャンプ、ハイレベルの香港のマイルGIを制しマイルGI3勝のアドマイヤマーズなど、バリバリのトップホースの対決とあって、非常に興味深く、また、レースが楽しみな一戦となった。

アーモンドアイに騎乗すルメール騎手は、土曜も東京で騎乗するが、福永、川田両騎手は、今週から騎手の移動制限がやや規制緩和されたことで、土曜日は阪神の鳴尾記念に参戦する事になった。

この他、北村友一騎手、岩田望来騎手、そして鳴尾記念の騎乗は無いものの池添騎手もその類だ。

一見、ミルコ・デムーロ騎手も同じ類に映る。しかし、実は事情が違った。

日曜日の安田記念に騎乗していないからではない。そもそも今のミルコの主戦場は東京でもある。そう、実は当初は土曜の騎乗は東京で組んでいた。

そんな中、先週急遽ラヴズオンリーユーが鳴尾記念に参戦する事が決まった。

このラヴズオンリーユー、前走のヴィクトリアマイルは、1、2着馬続く3番人気に推されていたものの7着に敗れた。

誰もが「やっぱりドバイが中止になった影響だろう」や「距離が短いのだろう」と考えてしまうところ。

しかし乗っていたミルコの感触は違っていた。

「スムーズな競馬が出来ていれば、アーモンドアイが別格としても2着争いには加われた!」

と言うのだ。

その経緯はこうだ

2歳秋の白藤賞以来のマイル戦だったが、1枠1番から好位は取れるまずまずのスタートを切った。

ここからポジションを取って落ち着くかと言うところ。

ところが、前にいたダノンファンタジーが折り合いに少し苦労し、だんだんと下がってきてしまった。

それに応じてラヴズオンリーユーもポジションが下がってしまい、直線に向く時には、当時の東京の馬場を考えるととても届かない位置となってしまい、追い上げたものの7着までだった。

この結果にはミルコ自身、かなり悔しがっていた。

その後、ラヴズオンリーユーは、エプソムCという選択肢もあったのだが、矢作厩舎の出走予定がある事とミルコにも先約があったので鳴尾記念に決まった。ただ、決まったのが本当に直前の先週の話。東京で予定を組んでいたミルコだったが、「一頭だけでも阪神に乗りに行く!」と、阪神遠征を希望した。

東京の騎乗を直前キャンセルするデメリット、しかも、直前なので阪神での乗り馬が集まらないリスクもある中、ラヴズオンリーユーのために遠征を決めた形。

結果、やはりこの馬1頭だけのためだけに遠征する事になった。

まさに一頭入魂、前走の悔しい思いもあるだけに、より期する騎乗となるだろう。

これは注目せずにはいられない!

美浦『聞き屋』の囁き
安田記念のあれこれ①

アーモンドアイの記録に大きな注目が集まっている今年の安田記念

初めての中2週での競馬になるが、管理する国枝調教師は「まったく不安なし」と大きな自信を見せている。

それもそのはずで、これまで負けた3戦はすべて明確な敗因があり、力負けしたことは1度もない。

国枝調教師も饒舌で、「今週、豊(武騎手)は東京ではなくて阪神なんだろう。それなら去年のような不利は受けないから安心だな」ときわどい冗談が飛び出すほど。

ゲートが上達していることもあり、不利を受けにくい好位からの競馬をされると他馬は手も足も出ない。今年は外枠ではなく内目の5番枠。不利があるとすれば、スローペースで包まれて動くに動けないで差し届かず、というようなパターンか。

どの陣営もアーモンドアイがいなければと思っているだけに、厳しいマークが予想される。内枠が凶と出るか。力でねじ伏せるのか。

競馬場から見た推奨馬券
パドックは要チェック!

【競馬場から見た推奨馬券】
梅雨間近でアテにしづらい天気予報だが、一応府中は土曜の夕方まて雨はなさそう。
芝コースは時計こそ速めだが、徐々に内を避ける馬も出できており、差しも十分に利く馬場。
それよりも、急激に暑くなってきたので、夏バテする馬が出そうなことが心配。
パドックは要チェックだ。

まずは東京3R。前走もお薦めしたが、もう一度5番デルマクリスタルを狙う。
注目すべきは前々走。3頭鼻面を揃えてのゴールインで、4着以下は大きく離した。
牝馬限定戦ではあったが、勝ち時計は前開催12日間の未勝利で2番目と、3頭のレベルは高かった。
その3頭の中でも、デルマの内容が一番強いもの。勝ち馬はマイペースの逃げ、2着馬は最内を上手く捌いたものだった。対してデルマは、外を回されてのハナ、ハナの3着。力は間違いなくデルマが一枚上という印象を受けた。2着だったサンキーウエストが、その次走で強い勝ち方をしたことも、その価値を高めている。
問題は前走。中団の内に着けたが、直線で前がバラけることがなく、行き場を失う。
2度ほどブレーキがかかり、捌けたのはラスト1ハロンから。その時には1、2着馬は外から勢い良く伸びて抜け出しており、万事休す。
勝ち時計が、前々走よりも0.5秒遅かっただけに、納得のいかない敗戦であった。
今回は牡馬との混合で、前走より相手は強くなるが、前々走だけ走れば勝ち負けになるはず。
鞍上も替えて、背水の陣と見る。

馬連 2-5 5-6 5-7
3連複 5の1頭軸 相手 2.6.7.8.9

自信度 C


続いて東京7R。ここは13番プリマジアの変わり身に期待する。
前走は、勝って一息入れた後の一戦ということもあって4着。ただ、内容は良い。1~3着馬が先行3頭の前残りの競馬を、出遅れて外から差しての4着だ。しかも、2、3着馬とは首の上げ下げの差。かなり内容は濃い。
体調的にも、休み明けにしては坂路中心の仕上げで、万全とは言えなかった。それが今回は、2週連続でWコースで併せ馬と、かなり強化された。
前走の勝ち馬のように抜けた存在が見当たらない今回は、前走だけ走れば勝ち負けだが、更に体調面の上積みが見込める。
余程スローペースに嵌らない限りは、チャンスだろう。

単勝 13
馬連 3-13 6-13 11-13
3連複 3と13の2頭軸 相手4.6.10.11.15

自信度 B


もう一鞍は、差しが利くようになってきた芝の競馬の東京10R。狙い馬は6番シセイタイガ
昨年のこの時季に、今回と同じ東京1400mで1勝級を勝ち上がったが、その時の体重が442キロ。そして、その前後のレースでは安定した着順を繰り返していた。それが昨秋、突然+18キロとなり、冬場は増える一方。そのせいか掲示板を外すようになった。
前走は暑くなってきたのが良かったのか、一気に-18キロ。それで期待して見ていたが、かなり捌きに手こずって、進路を確保できたのはラスト100m。ゴール前の脚勢は目立っていただけに、残念な競馬だった。スムーズだったら勝ち負けになっていたと思える。ただ、復調は間違いなく感じられた。
昨年も暑い時季は好走していたように、代謝が良くなって体が絞れるようだ。
それだけに、今回も馬体を維持できるだろうし、差しが利くような馬場になってきた点も好材料だ。

単勝 6
馬連 6-10 6-8 2-6 6-15
3連複 6の1頭軸 相手2.3.8.10.15

自信度 B

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