採れたて!トレセン情報

第968回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
遊び癖がある〇〇にとって
アーモンドアイは好都合!?

6週連続GI開催も早くも最終週、トリを飾るのは毎年恒例の安田記念

フルゲートには満たなかったものの、今年はGI馬が10頭も参戦し、近年稀にみるハイレベルな一戦となった。

その筆頭格と言えるのが、現役最強との呼び声高く、前走のヴィクトリアマイルでも次元の違う競馬を魅せたアーモンドアイ

昨年のこのレースは、スタート直後に大きな不利を受け位置取り悪くなり、しかも道中は終始外からプレッシャーを掛けられる厳しい競馬を強いられ3着に敗れたものの、負けて強しのイメージを残した。

その昨年の安田記念を制したのはインディチャンプ。その後、秋のマイルGIマイルチャンピオンシップも制し、昨年の最優秀短距離馬に選ばれた。

今年もマイラーズCをステップに安田記念へ駒を進めてきたが、そのマイラーズCは、当時もこのコーナーでお伝えした通り、本来は香港遠征を予定していたため、輸送を考慮した調整過程で、遠征中止となってしまい余裕ある仕上げだったことは確か。

実際、調教時計も坂路で4F50秒台は出ていたものの、終いの1Fは13秒台後半とこの馬としては時計が掛かっていた。決して万全という状態ではなかっただろう。

それでもレースでは、相手が弱かった事はあるものの、突き抜けて圧勝して見せた。

そして今回、1年振りにアーモンドアイと再戦する。

抜け出して遊ぶ癖のあるインディチャンプにとっては、相手が強くなった方がかえって集中して走れるところもある。

そして、余裕残しだった前走を使って、この中間の調教では終いまでしっかり動けており、状態も上がってきている。

昨年、確かにアーモンドアイに大きな不利があったとは言え、実際に勝っているのはインディチャンプの方。見た感じだけなら、アーモンドアイの方が負けて強しのイメージを残しているが、インディチャンプの遊ぶ癖を考えたら、もしも不利が無かったとしても、結果は変わらなかったかも知れない。

その真相が、今回判るというもの。

過去、安田記念とマイルチャンピオンシップの両方を制した馬は、近年ではモーリスとダイワメジャー、そしてアグネスデジタル、タイキシャトルくらい。高松宮記念がGIになる前には、ノースフライト、オグリキャップ、ニッポーテイオー、ニホンピロウイナーといるものの、それにしても歴史的名馬ばかり。

ここでアーモンドアイを再び破ることが出来れば、インディチャンプもその歴史的名馬に名を連ねられるだろう。

敢えて注目してみたい。

美浦『聞き屋』の囁き
安田記念のあれこれ②

主戦・戸崎騎手とのコンビに戻ったダノンキングリー

一時はレーン騎手で内定していたとのことだが、萩原調教師のものに戸崎騎手から連絡があり、安田記念には間に合うかもしれない、それなら戸崎騎手を待ちたい、という萩原調教師の判断で戸崎騎手を待つことになり、また同じようなタイミングで、帰国後のダメージが少ないから安田記念となったダノンプレミアムの依頼がレーン騎手のもとへあり、戸崎騎手の復帰が濃厚ならと、レーン騎手ダノンプレミアムの依頼を受諾。

もともと、ダノンプレミアムの前走、QESではレーン騎手が騎乗予定だったが、コロナの影響で来日予定を早めたことで乗れなかった、という経緯もあり、借りを返す意味もあったようですんなりとコンビが決まったようだ。

この点から考えると川田騎手はダノンプレミアムを断ってアドマイヤマーズを選んだのではなく、ダノンプレミアムを降ろされることが分かっていたからアドマイヤマーズを選んだが、時期的にも正解だろう。

ただ、それではリーディングトップとして格好がつかないので、アドマイヤマーズとのコンビ発表をいち早く発表した、というのが事の経緯のようだ。

グランアレグリアはヴィクトリアマイルを熱発で回避。ヴィクトリアマイルで騎乗予定だったのがレーン騎手だが、安田記念ではすでに記したようにダノン2騎のどちらかで決まっていたため、依頼を断り、それならと池添騎手へと戻ることとなった。

フルゲート割れではあるが、安田記念史上最高クラスのメンバーが集結。アーモンドアイとその他、というくくりにはなるが、その他の質が特上。どんな戦いになるか楽しみで仕方ない。

競馬場から見た推奨馬券
パドックは要チェック!

【競馬場から見た推奨馬券】
天気予報もころころと変わり、競馬の予想よりも空模様を予想する方が難しいくらい。所によっては、雷をともなって激しく降るとのこと。一応、府中は降雨量は少なく、朝方までには上がりそう。
ダートは時計が速くなって前残り傾向であろうが、芝はそれほど大きな影響はないものと見て検討したい。

脚抜きの良いダートで狙いたいのは、東京3Rの4番ウラワザテクニック。前走、初ダートの一戦で、変わり身を見せた馬だ。
その前走も脚抜きの良いダート戦。先行勢に競りがなく、勝ち馬も好位から抜け出しており、馬場も展開も先行有利の印象。
ウラワザはスタートこそ互角だったが、初ダートで戸惑ったのか、行き脚が一息で中団。前にいた1、2着馬には届かなかったが、直線の伸びは目を引くものであった。
クビ差まで追い詰めた2着ケイアイロトルアは、今回かなり人気を集めそうな馬。前走の着順は位置取りの差だけであり、ウラワザの方にはダートを一度経験した上積みが期待できる。今回は逆転しても全く不思議はない。
なお、同馬は芝を使われていた馬らしく力馬の印象は全くなく、前走以上に脚抜きが良くなれば、更に有利だ

単勝 4
馬連 4-9 4-7 1-4
3連複 4の1頭軸 相手1.3.7.911

自信度 C


もう一鞍は東京8R。雨上がりの芝コースは内側から乾いていく。ましてや東京1400mは元から内枠が有利。そこで狙うのが1番コウソクスピードだ。
ダートで勝ち上がった馬だけに、予想以上の馬場悪化でも、それほど心配はない。
もちろん能力的にも、このメンバーなら互角以上のものがある。前走は重賞ということよりも、初めての右回りで外に膨れてしまったのが応えた。それであの程度の着差なら、むしろ評価しても良いかも。
左回りはスムーズで、デビュー以来掲示板を外したことはない。
体質が弱くて休み休みしか使えない馬だが、この中間は順調な方。3週連続Wコースで長目を併せ馬で追ったように、負荷も
強められている。しかも、3週ともに優勢の良い動きである。これなら気温の上昇も手伝って、太目だった馬体が絞れるはず。
今回は条件が揃った印象が強く、馬券的に狙い目だ。

単勝 1
馬連 1-2 1-5 1-10
3連複 1-2-5 1-2-10 1-5-10

自信度 B


今年の安田記念は、アーモンドアイの昨年のリベンジがなるかどうかが、一番の注目であろう。
確かにヴィクトリアMは強かった。しかし、あのメンバーでは、あのくらいのパフォーマンスは当然と見るべき。
馬場も良かったし、トロワゼトワルがそれなりのペースで逃げたので、昨年の安田より速いタイムも驚かない。ただ、ほとんど馬なりで、抜け出す際に軽く仕掛けられただけ。それだけに時計はもっと詰まる。何よりも昨秋より発馬が安定してきたことが大きい。
距離も、有馬は折り合いを欠くシーンがあっただけに、1600~2000mくらいが良さそう。
今まで間隔を開けて使われてきた馬だけに、中2週というのが気になるが、調教代わりのような競馬だっただけに、反動はないだろう。むしろ、半年ぶりを使われた上積みの方が期待できそうだ。
多少の雨なら、馬群がバラけるだけに不利を受けづらく、プラスに働きそう。
先週のコントレイルほどは堅いと言えないが、信頼度の高い軸馬と見て良いだろう。

焦点は相手探しと見て良さそう。
まずはインディチャンプ。昨年の覇者である。その昨年はご存知の通り、アーモンド、ダノンプレミアムが大きな不利。自身もインのポケットと絶好の展開だっただけに、額面通りの評価はできない。
昨秋のマイルチャンピオンも、全くロスのない競馬での勝利。外枠から位置を取りに行った2着のダノンプレミアムとは、互角の評価と見て取れる。
中山記念は海外帰りと、初のコーナー4つのコースだったので温情の余地はあるが、ダノンキングリーに完敗。
前走のマイルCは楽勝。しかし、位置取りは文句なしで相手も楽だった。見た目ほどの評価を与えて良いものか微妙。
ただ、以前と比べると安定感はかなり増してきているのは確かだし、状態もピークに近い。ステイゴールドだけに多少雨が降っても大丈夫。
成績ほどの評価は与えられないが、ベスト条件の1600mなら、やはり相手候補か。

3番人気はダノンキングリーか。以前から言っているが、この馬のベストパフォーマンスは、2歳暮の中山のひいらぎ賞。とにかく強かった。そして今春、中山記念も完勝しており、中山の坂で他馬を圧倒する印象が強い。東京では1800mの共同通信杯と毎日王冠に勝ち鞍。長く良い脚を使い、坂も全く問題としないだけに、やはり中山1800mがベスト。マイルチャンピオンにて、1番枠を利して上手く内を捌きながら伸びを欠いたのは、条件が合わなかった可能性がある。

注目したいのはダノンプレミアムだ。
昨年の安田は、アーモンドと人気を二分したほどの期待馬である。3番人気からは12倍以上のオッズがつけられており、いかに2頭に人気が集中していたかが分かる。
もちろん、あれだけの不利があっただけに、結果は参考外と見て良い。
昨秋は天皇賞がアーモンドの2着。そしてマイルチャンピオンが枠順、コース取りの差があってインディチャンプの2着。十分に評価できる内容だ。
強かったのが、朝日杯と昨春のマイルCだっただけに、1600mがベストであろう。
渋り気味の馬場も、リスグラシューに勝った金鯱賞が稍重。新馬、サウジアラビアも稍重での連勝。多少は降っても問題ない。
海外帰りという点に不安はあるが、そのこともあってか実績ほどの人気ではない。馬券的には、狙い目と言って良い。

馬連 1-6
3連複 1と6の2頭軸 相手2.6.9.11
3連単 フォーメーション
1着 6
2着 1.5
3着 1.2.5.9.11

自信度 B

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