採れたて!トレセン情報

第969回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
函館→阪神へ!この馬のためにスポット参戦!

今年も今週から北海道シリーズが開幕する。トレセンで調教しレースの時に競馬場へ移動する普段とは全く違い、遠い北の大地での開催なゆえに、馬や人のほとんどが滞在している、まさに異国での開催のようなもの。

騎手も、その函館を主戦場とするジョッキーは全て今週から滞在している。

そんな中で、団野騎手は土曜は函館、日曜は阪神で騎乗する。主戦場が阪神で函館にスポット参戦ではなく、昨年同様函館を主戦場にしつつ、日曜だけ阪神にスポット参戦する。

その理由は、もちろんマーメイドSリュヌルージュに騎乗するためだ。

減量の利く若手の中でも人気あるジョッキーの一人、土曜は函館で10鞍も騎乗する。日曜も函館で乗っていれば相応の馬が集まっていただろう。

しかも今のご時勢は移動も大変で、日曜の阪神に乗るためには、土曜の最終は乗らずにメインが終わったら即出発、急いで飛行機に乗り、東京経由で阪神へ向かわなければならない。

それでも彼は阪神を選んだ

2走前の中山牝馬Sで初めてレースでリュヌルージュに騎乗した団野騎手、自厩舎でもあり以前から調教でも跨っていたが、その成果もあってか積極的なレース運びから、アワヤ重賞初騎乗・初勝利かと思わせる惜しい2着だった。

成果としては十分なものだったが、結果的には先に抜け出した分、勝ち馬に目標にされてしまった。乗っていた本人は勝てなかった事に相当悔しかったそうだ。どうやらそれが一番の理由のようだ。

前走の福島牝馬Sは、持ち時計の無い馬でもあり時計の速い決着に対応できなかったが、今回の舞台は、梅雨入りした阪神。土曜から雨模様でもあり、季節外れの降雪の中で行われた中山牝馬Sと時と同じようなシチュエーションになりそうだ。

マーメイドSと言えば若手騎手の活躍が多い重賞のひとつ。団野騎手が中山牝馬Sの悔しさをバネに、どんな騎乗を魅せてくれるのか、とにかく注目したくなる。

美浦『聞き屋』の囁き
涼を求めて函館へ

例年に比べると関東勢の中からでは、北海道への滞在騎手が少ない。

というのも、新型コロナの影響で、北海道開催が中止になるかもという情報があり、また開催は決まったものの、馬の移動が例年よりも2週間近く遅い入厩ではっきりとした予定が立てられなかったことが大きな要因となっているようだ。

その北海道シリーズに参戦するのが、自分でも記憶にないぐらいという久々の大野騎手

今年34歳となる中堅騎手で、コンスタントに50勝以上挙げる頼りになる騎手の一人だ。

なぜ、北海道シリーズへの参戦を決めたのか。

それは、暑さに弱いから。

という、まさかの答え。

それならなぜ、今まで福島と新潟で騎乗していたのに、急に北海道となったのか。

答えは、暑さに弱いからと、家族の協力が得られるようになったから、とのこと。

暑さの弱いというのは、これまでに2度、レースの間に熱中症の症状が出て乗り替わりになったことと、レースでの疲労が抜けないため、平日もすぐには動けないほどダメージがあり、それが次の週のレースに影響が残るという負のスパイラルがあったから。

家族の協力というのは、子供の手がかからない年齢になったことで、北海道滞在の理解を得ることができた、ということのようだ。

1番は先にお伝えした暑さによるパフォーマンスの低下。

暑さに弱いと言いながらも、毎年結果を残していたことを考えれば、涼しい北海道ならより高いパフォーマンスを見せてくれるのかもしれない。

今週は土曜日8頭、日曜日10頭とフル回転。

気に留めていた方がいい騎手なので迷ったら買いかも、しれない。

競馬場から見た推奨馬券
枠順が大きく影響

先週の東京競馬場の芝コースは、内を通った馬がモタつくシーンが目立った。さすがに傷みが表面化してきたもよう。今週も引き続きCコース。木曜の夜にかなりの降雨があり、金、土曜もにわか雨の予報。重馬場の巧拙、枠順が大きく影響しそうだ。
ダートは、基本的に時計の速い先行有利の馬場。あくまでも展開次第だが…。


東京7Rは牝馬限定戦だが、好メンバーが揃って馬券的にも面白い一戦。
馬場状況的に、道悪で2着、2着ときているミスミルドレッドを中心視しがちだが、狙いたいのは11番レッドラルジュの方。
ミスミルドレッドは5戦2着4回としているが、唯一の凡走が東京コースというのが引っかかる。それも得意の道悪でマイペースの競馬でだ。
しかも2着4回は全て2000mだったが、凡走したレースだけが1800m。今回は更に200m短くなる…。
そして凡走したのが、今回と同じ使い出して3戦目。
ちょっと嫌なファクターが揃っただけに、能力、道悪の巧さは認めても絶対視はしづらい。
対してレッドラルジュは、中山の2000mでは凡走。前走の東京1600mが一番見所のある競馬をした。
その前走は好位につけたが、勝負所で捌き切れずに進路変更して苦しい内に突っ込むキツい競馬。それでも、内のポケットで最高の競馬をした勝ち馬にかなり迫った。
いい感じで逃げていたサクラアスターは、突き放している。
レース後のルメールのコメントに、ダートの方が良いかもとあり、馬場が荒れてきたのも好都合のようだ。
極端な不良馬場にならない限り、レッドラルジュの方を軸馬とするのが妥当と見る。

馬単 11-9 11-12
馬連 9-11 11-12

自信度 C


12Rのダート戦も先行馬が中心。ここは11番ニュートンテソーロで軸は堅そう。
3角先頭から5馬身ちぎった未勝利勝ちも強かったが、特筆したいのは前走の東京戦。その前走は前2頭が逃げ争いをして、かなりのハイペース。その2頭を終始追いかけていたのが、このニュートンテソーロ。1200m通過が1分11秒3という、勝ちタイム並みのラップ。ニュートンも1200m通過の時点では2馬身ほどに迫っており、2頭と遜色ないペースで行っている。そこから2着馬とマッチレースの形で、最後まで首の上げ下げの競り合い。
中団の内から捌いてきた勝ち馬に漁夫の利を得られたが、2着馬とニュートンは尋常ではない粘りと感じた。それが証拠に逃げ争いを演じていた人気のプントファイヤーは、殿り負けだった。普通のペースで行っていれば、2、3着馬は共に楽に勝っていたような印象を抱いたが、特にニュートンの方は無理に先行争いに加わらなくても競馬ができる馬だけに、もったいなかった。
今回も前走と同舞台だが、スピードが活かせる馬場状態に変わりそうな点が、更に後押しをしてくれそう。古馬との初手合わせとなるが、降級馬の存在しない現状だけに、むしろメンバーは前走よりも楽な印象。
前走がきつい競馬だっだけに、1ヶ月半間隔を開けた点にも好感が持てる。

単勝 11
馬連 11-15 6-11 5-11
3連複 11の1頭軸 相手3.5.6.9.15

自信度 B

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