採れたて!トレセン情報

第972回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
高松宮記念をパスして思惑通りに!

東京で注目の重賞ユニコーンSが行われる裏で、函館ではサマースプリントシリーズの第1戦となる函館スプリントSが行われる。

GI馬の参戦は無く、この時期のGⅢでもありメンバー構成は手薄。ただそんな中だからこそ、ここを目標にしてきた馬には注意が必要だ。

前走のオープン特別の鞍馬Sで3着と敗れたエイティーンガールは、敗れた事で評価が下がりそうだが要注意の1頭。

というのも、シルクロードSで2着した時点ではGIの高松宮記念参戦プランもあったのだが、「夏のスプリントシリーズを目標にしよう」と、その後は休養にあて、思惑通りに駒を進めてきたからだ。

そう、前走の鞍馬Sは、函館スプリントSを見据えた叩き台という意味合いが強かった。

シルクロードSでは出走メンバー中2番目、前走でも出走メンバー中最速の上がり3Fの決め手を繰り出してはいるが、一瞬の鋭い脚はあるものの、その使い処が難しいタイプで、そういう面も踏まえて鞍上の坂井瑠星騎手を、勝っても負けても今回とセットで起用する事が前走時から決まっていた。

ある意味で、収穫ある3着だった。

鞍上2度目の今回、癖を掴みエイティーンガールの長所と短所は理解したはず。その一瞬の鋭い脚の使い処も、勝つためのイメージに変えられるだろう。

昨年は重賞を3勝し、ひと皮むけてきた坂井瑠星騎手。ただ今期は勝ち鞍こそ伸びてきてはいるものの、重賞勝ちはまだない。上半期も終盤、ここら辺で存在感を示しておきたいところ。

人気は無くとも注目の1頭ではないだろうか。

美浦『聞き屋』の囁き
ここも無敗対決②

例年、ユニコーンSは素質馬たちが揃うレースではあるが、今年は特に才能あふれる馬たちが集結。

ユニコーンSの前哨戦となるヒヤシンスSを快勝したカフェファラオ。

2戦ともに桁違いのスピードで圧勝したレッチェバロック。

爆発的な末脚で2連勝中のサトノラファール。

東京マイルでは3戦3勝のデュードヴァン。

これに続く2勝馬たちも強い勝ち方で勝ち上がっており、先々まで覚えておいていい馬ばかり。

昨日お伝えしたカフェファラオに対し、一方のレッチェバロックについて。

デビュー時から期待は高かったようだが、それをはるかに上回るパフォーマンスで圧勝。

前走で9馬身差で負かした2・3着馬が、ともに次走の500万を人気に応えて圧勝。

これにより、さらに評価が上昇。

ノーザンファームがこの馬を勝たせるために、他のノーザンファーム生産馬を使わなかったほどで、見方を変えれば、レッチェバロックがいれば他は勝てないから、わざわざ使わなかった、とも見ることができる。

また、多くの2勝馬を出走させると、抽選突破の確率が悪くなり除外の可能性が高くなるので、これを回避するために出走頭数を意図的に少なくしたわけだ。

その結果が2勝馬の抽選確率が13分の12で、除外馬は1頭だけ。除外になるほうが難しい確率となり、レッチェバロックは無事に抽選を突破。

つまり、こちらも負ける気はさらさらない、ようだ。

強くて、そして速いのはどちらなのか。無敗対決から目が離せない。

競馬場から見た推奨馬券
負けるシーンは全く浮かばない!

府中は土曜の朝から晴れ上がり、午後の競馬が始まる時点で稍重、重に回復。
今週からDコース替わりということもあって、先週の極悪馬場に比べると、だいぶマシという印象。
5Rの芝の新馬戦も6Rの未勝利戦も、水準に近い時計であった。
日曜の早い時間帯に雨予報があったが、降水確率はかなり低くなっており、降らない可能性も出てきた。
日曜は芝コースも買えないこともないが、ジョッキーがコース取りを迷っている感じがあり、展開が読みづらい。
やはり、勝負するならダートの方が無難。

まずは東京4R。ここはダート初挑戦のドリームメッセージを狙う。
母父がプリサイスエンドで、もう一つ決め手を欠く点から、今までダートを使わなかったことが不思議なくらいの馬だ。
午前中ならまだ脚抜きが良いだろうから、初ダートの馬にはおあつらえ向きの馬場状態でもある。
前走はそれほど強敵はいなかったが、その前の2戦は、ハイレベルの未勝利戦で3、2着。前走は追っても反応しない感じだったので、とぼける面が出てきたのかも。それで今回はブリンカーを着けるのであろう。
未勝利戦では、素質上位は明らかであり、ダート替わりとブリンカーの後押しがありそうな今回は、勝機と見る。

単勝 5
馬連 5-15 5-16 3-5

自信度 C


東京11RユニコーンSは勝負できる。
焦点は、2戦2勝の関東馬のどちらを上位に取るかだけであろう。
2戦共に大楽勝のレッチェバロックは、スピードの絶対値がここに入っても一枚上。
前走の勝ち時計1分23秒6もかなり優秀だが、道中のラップが速い。3Fが34秒2で半マイル通過が46秒。3歳馬が良馬場でこのラップを刻めば、まず最後は一杯になる。それをレッチェバロックは涼しい顔。鞍上のルメールが、後ろを振り返る余裕さえ見せた。ほとんど馬なりだった。それで同週の3勝クラスの勝ち時計を0.3上回ったのだから凄い。
メンバーレベルも高かった。2~4着馬が、次走ですぐに勝ち上がっている。その好メンバーを馬なりで9馬身ちぎったのだ。やはり強い。
1ハロン延長だけがネックだが、前走の手応えからは、1ハロン伸びても失速するとは全く思えない。
対するカフェファラオの2戦目は、時計的には威張れたものではない。ただ内容は価値が高い。大きく出遅れて、3~4角も一番外を追い上げるロスの大きい競馬。
それでも、抜け出してからは抑える余裕。
しかもパドックでの印象は、馬体の張りに欠け、冬毛が目立ち、気合いも平凡。とても馬券は買えないと思った状態だ。多分、寒い時季は良くないタイプなのであろう。
調教過程からも、間違いなく今回は一変しているはず。
完成度ではレッチェバロックだが、大物感、上昇度ではカフェファラオ。
どちらも前走後に、次走で負けるシーンは全く浮かばなかった。
悩むのはやめて、ここは素直に一騎打ちと見る。

馬連 5-16
3連単 5-16-13 16-5-13 5-16-1
16-5-1

自信度 B

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