第973回
採れたて!トレセン情報
競馬サークル情報通の独り言
【プレミア公開】宝塚記念(G1)
リミット近く、何としてもこのタイトルを!
2001年の厩舎開業から20年間で18頭のGⅠ馬を育て上げてきた角居勝彦調教師。数年前に発表された通り、実家の宗教団体の仕事を継ぐために2021年2月を以て調教師を勇退して厩舎を畳む意向を示しており、そのリミットまではもう1年を切っている。
角居厩舎で調教助手を務めていた吉岡辰弥師は今年3月に厩舎開業。同じく辻野泰之調教助手も調教師試験に合格し、2021年に開業予定。弟子たちが次々と独立を果たし、角居厩舎自体は今年の2歳馬の預託を制限。“店仕舞い”への準備は着々と進んでいるように見える。
となると、角居厩舎に残された使命は、残りの8か月間でどれだけレースに勝てるか、さらに言えば、最後にどれだけGⅠ・重賞勝ちを積み重ねられるかということになるだろう。
最後のダービー・オークスに管理馬を送り込めなかったのは残念だったが、上半期を締め括る大一番・宝塚記念には角居厩舎最後の超大物
サートゥルナーリアを筆頭に厩舎3頭出しで臨む。
実は、JRAのGⅠだけで26勝しており、とりわけ芝の中長距離に強いイメージもある角居厩舎だが、意外にも宝塚記念は勝ったことが無い。サートゥルナーリアに加えて
キセキ、トーセンカンビーナも送り込むのは「ラストチャンスに何としてもこのタイトルが欲しい」という意志の表れだろう。
サートゥルナーリアは1週前追い切りで“サラッと馬なりで”6ハロン79秒台、ラストが11秒3という猛時計。やはり並の馬ではない。しっかり間隔を空けて阪神コースなら、過去に何度かあったポカを心配する必要もないだろう。
ただ、サートゥルナーリアが宝塚記念獲りの筆頭候補なのは当然として、ハナを切るスピードがあるキセキ、後ろからだが最後は確実に伸びてくるトーセンカンビーナには、ともに極端な脚質だけに展開が嵌まった時の強みがある。
キセキは昨年の宝塚記念でリスグラシューの2着。トーセンカンビーナは充実著しい4歳馬で、昇級戦の阪神大賞典を2着に追い込んだ後、初GⅠの天皇賞・春でも5着に食い込んだ。
キセキがハナを切り、位置取り不問のサートゥルナーリアが好位~中団にドンと構え、トーセンカンビーナが最後方から脚を溜める。角居厩舎最後の宝塚記念は、あらゆる展開に対応可能な3頭出しで盤石か?
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