うまスクエア

第978回

採れたて！トレセン情報

今週から関東の競馬の主場は福島。
先週までの東京開催は馬場悪化が著しく、理解困難なレースが続いていただけに、ほっと一息。
ただ残念なことに、福島も金曜の夜中から土曜の夕方まで降り続ける予報。開幕週だけに一気の悪化はなくても、スピードが殺される馬場になりそう。
ダートは水が浮く、泥んこ馬場まである。
今年も新潟開催が始まるまでは、難しいレースが続きそうだ。

そういうことで、本日も無難にダート戦から入る。勝負できそうなのは福島２Ｒ。
ここは、戸崎リングアベルと菜々子ズールーの前走３着馬が人気を分け合いそうだが、軸は６番ズールーの方。
前走は一週の違いはあるが、共に不良で同じような馬場。　
リングアベルの走破タイムは1分25秒3。
そしてズールーの方はマイル戦であったが、1400m通過のラップが1分24秒7。
1400mの時点でズールーは先頭だっただけに、ズールー自身の通過タイムである。
この単純比較だけでもズールーの方が明らかに上だが、レース降りから福島コースへの適性の差も感じた。
リングアベルは３コーナー過ぎから鞍上の手が動いており、瞬時には動けない印象だった。逆にズールーは掛かり気味の先行で、抑え切れない感じで先頭に立ってしまった。小回り福島ではこの脚質の差は大きい。
そしてズールーが早目に先頭に立った分、僅かに差し込めた２着のスピードオブラブが、次走で勝ち上がったことからも、ズールーの能力の高さを計り知ることができる。
福島のダート1700mも、デビュー戦で経験馬相手に出遅れながら３着と適性はある。心配はその出遅れだけだが、前走は一番良いスタートを切っていただけに、改善されたものと見て良いであろう。

馬単　6-3 6-4 6-11

自信度 Ａ


もう一鞍は福島10Ｒ松島特別。芝のレースは少し危険だが、３番ミスニューヨークに小回りの適性と、一戦毎の成長を感じるので狙ってみたい。
特に注目したのは前々走の中山戦。福島ほどではないが小回りの中山で、連続開催の15日目で稍重の荒れた馬場。その最内枠
で、向正面まで馬場の悪い内側を通らされながら、突き放す強い勝ちっぷり。まずは荒れ馬場は得意と見て良さそう。
そして３着に負かしたピーエムピンコが、かなりの素質馬であるということ。個人的にも評価の高い馬だが、現実に次走、日曜のラジオNIKKEI賞でも人気になりそうなサクラトゥジュールを、負かして勝ち上がっている。
そのピーエムが外を回らされたとはいえ、最後は突き放しだだけに、ミスニューヨークも能力は間違いなく高いはず。
前走の白百合Ｓは、先行２頭を捕まえ切れなかったが、一番外を回りながら良く追い詰めており、内容的には先着２頭と互角かそれ以上に思えた。その白百合Ｓも京都の12日目で、馬場がだいぶ荒れていただけに、やはり時計のかかる馬場は合いそう。
ここ２戦はトップスタートを切っており、この内枠も好材料。開幕週だけになおさらだろう。福島コースは合いそうだ。
そし雨が降っているなら、一頭だけ斤量が52キロというのも有利な条件となる。

単勝　３
馬連　1-3 3-8 3-10
3連複　3の１頭軸　相手1.7.810.

自信度 Ｃ