第1115回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
【日曜中京10R寒椿賞】
GⅠの裏で躍動する若手ジョッキー!
今年の競馬も残り2週となった。
リーディング争いも佳境を迎えているが、騎手の争いは、関東は激戦だが関西は1位ルメール、2位川田騎手でまず確定、そしてベスト5も福永・松山・武豊騎手までが3桁勝利を上げほぼ確定。
ただそんな中で、2年目を迎える若手ジョッキーの躍進が目立つ一年でもあった。
先週までで69勝を上げ、前述5人に次ぐ6位の岩田望来騎手を筆頭に、団野大成騎手は58勝、亀田温心騎手は39勝、斎藤新騎手も35勝を上げおり、栗東トレセンでも「昨年デビューの若手4人はノれる!」と評判で、騎乗依頼でも人気がある。
もちろん、この4人は今後も注目なのだが、今週注目なのは日曜日の
団野騎手だろう。
最近は中央場所で勝負している団野騎手、それでいて実績も残してきているのだが、今週土曜日は中央場所の阪神で騎乗するものの、日曜日は第3場の裏開催中京へ遠征する。
今の勢いならば、阪神で騎乗していればGIでの依頼もあっただろう。しかし、それでも中京で騎乗する理由は…
一番のお目当ては、
寒椿賞に出走する
ワキノクイーンだ。
新馬戦は、スタート直後の芝とダートの切れ目に驚いていたり、道中も外へ逃げ気味だったりと、幼さ丸出しの競馬だったものの、結果は4馬身差の完勝。
自らで新馬勝ちさせた馬という事もあるようだが、能力も感じているのだろう、「ワキノクイーンが使うなら乗りに行きます」という事になったそうだ。
普通、若手がこういうピンポイント参戦の場合は乗鞍が少なくなるのだが、北海道シリーズで調教を手伝っていた繋がりから藤沢和雄厩舎の管理馬2頭をはじめ、音無・国枝と言ったトップステーブル、そして自らの全勝利84勝中で12勝と最も勝ち鞍を上げている佐々木晶三厩舎など、全9鞍の依頼が集まった。
これも、団野騎手の今の勢いと人気を表している。
お目当てのワキノクイーンがもちろん注目だが、勢いある団野騎手なだけに、まして関西リーディングベスト10入り(和田騎手を1勝差)でもあり、ほかの騎乗馬にも注目だろう。
オススメ!
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