元競馬学校教官・蓑田早人の蓑田塾

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この秋は強気な騎乗が光る!

こんばんは。蓑田です。

先週の菊花賞は1番人気エネルジコと2番人気エリキングでの決着。春の実績馬が手薄だった中で、結果的には強い馬が順当に勝ち負けするという形になった。

上位と見ていた馬の中ではショウヘイだけが大敗してしまったが、この馬はちょっと前半から積極的に運び過ぎたのかもしれないね。

そして、混戦となった3着争いを際どく粘り切ったのが、道悪になればと注目していたエキサイトバイオだった。全体的には序中盤に脚を温存していた馬が上位を占めた中で、早め先頭から粘ったのは立派だよ。

荻野極騎手はエキサイトバイオのラジオNIKKEI賞が自身3年ぶりの重賞勝利。この馬は関西馬だけど、結婚とともに実質的に美浦に拠点を移したのが良い方に向いている。

先週の健闘のみならず、今年はここまで41勝で、これはキャリアハイだった2年目の47勝に迫る勝利数。

減量のあった2年目がピークで、そこからしばらく低迷が続いていたが、こういう成績になってしまっていた騎手が10年目くらいに盛り返してくるのは珍しい。環境を変えた、生活が変わった効果なのだろうね。

先に3着馬の話をしてしまったが、主役はルメール騎手。これで秋華賞に続くG1連勝となった。

ルメール騎手に関しては、今年の前半は消極的な競馬が多かったように感じていたけど、この秋は一戦一戦に自信を持っているというか、レースで強気な乗り方ができているね。

早めにエリカエクスプレスとの一騎打ちに持ち込んだ秋華賞もそうだし、菊花賞もライバルたちより先に自ら動いていったことが快勝に繋がった。秋のルメール騎手を見ていると、今週も頼もしいと感じさせるね。



元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【ルメール】

今年の天皇賞・秋には3年ぶりに3歳馬が出走する。それも、皐月賞馬ミュージアムマイルとダービー2着馬マスカレードボールという、クロワデュノールとの勝ち負けを演じてきた強力な2頭だ。

世代レベルや上の世代との能力差など、色々言われることがある天皇賞の3歳馬だけど、私は今年の2頭はどちらも十分通用するんじゃないかと考えているんだよ。

やはり、この2頭は皐月賞、ダービーというクラシックの2戦でしっかり結果を出している点が大きい。この実績があれば古馬相手のG1でも同じくらいの結果は期待していいだろう。

そして、3歳馬2頭と同じくらい期待しているのが、宝塚記念を勝ったメイショウタバルだね。

こちらは宝塚記念の勝ち方が強かったし、心身の成長を感じる内容だった。武豊騎手に替わったこともあるけど、以前のような引っ掛かって自滅しての大敗ということはもうなさそうな感じがするね。

私としては来年の凱旋門賞にチャレンジしてほしいと思っているくらいで、そういう展望を関係者が描けるような好走を今回も見せてもらいたいね。

紐穴の候補はシランケド、クイーンズウォーク、ブレイディヴェーグ。これはたまたまだけど、いずれも新潟記念をステップにしてきた牝馬ということになる。

そこでの結果は様々だったが、各馬とも東京の2000mは合っているはず。先週のエキサイトバイオのように人気以上の走りを見せてくれるといいね。

日曜の騎乗一覧と評価

レース条件馬名評価
東京1R芝1600m グランマエストロ C
東京3R芝1800m タッセルノット  A
東京4R芝1600m モートンアイランドA
東京5R芝2000m アローメタル   A
東京7Rダ1600m ヘインズポイント B
東京8R芝2000m ガローファノ   A
東京9R芝1600m アンパドゥ    A
東京11R芝2000m マスカレードボールA
東京12Rダ1600m ロッシニアーナ  A

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■天皇賞秋・データが導き出す好走馬

3つの好走ポイント

1.上がり上位馬、ただし追い込みはNG
2.前走2番人気以内
3.関東馬が強いG1

《出走注目馬》

・シランケド
・マスカレードボール
・エコロヴァルツ
・ホウオウビスケッツ
・ミュージアムマイル

3つの好走ポイントに1つでも該当する馬は、人気問わず、好走する可能性十分。最終決断・勝負買い目は必見!

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蓑田早人・プロフィール

卓越した騎乗技術を武器に、騎手として北海道などローカル開催を中心に活躍。引退するまで、日本騎手クラブ副会長を務めるなど騎手の地位向上にも尽力。その後、競馬学校の専任教官へ就任(石橋脩騎手ら第19期生より指導を担当)。川田将雅騎手、松山弘平騎手をはじめ、吉田隼人騎手、三浦皇成騎手、藤田菜七子騎手など教え子が多くいる。

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