元競馬学校教官・蓑田早人の蓑田塾

元教官・蓑田早人の蓑田塾

競馬学校元教官のコラムがスタート!

皆さん、初めまして。蓑田です。

競馬歴の長いファンだったら私がレースに乗っていた時のことも知っているかもしれないが、2000年に現役騎手を引退した後は、徳吉さんの後任という形で競馬学校の教官を長くやっていた。

最初に受け持ったのが石橋脩、松岡正海らがいた19期生。その1年下に川田将雅がいたのも印象に残っている。

それから15年少し教官として100人近くの生徒が卒業するのを見守り、定年で教官としての任を終えた後も、外部のアドバイザーのような立場で今年まで競馬学校の仕事を支えていた。だから、今の競馬学校2年生までは知っているよ。

自分で受け持った生徒については良いところも悪いところも知っているし、毎週のレースについても、騎手、教官の経験から、競馬ファンとは違う見方、ジャッジができると思う。

あとは、スタッフの方と話していて分かったのが、我々の世界では当たり前のように考えていることを、一般のファンは意外と知らなかったり気付いていないということ。例えば、レース序盤や向正面での好プレーやミスが分からないとか、この騎手はこういう考え方をするタイプだからあそこでこういう選択をした、とかな。

これから毎週ちょっとしたコラムを書かせてもらうことになったが、ここではレースの推奨馬や馬券の話だけではなく、競馬をより楽しく観られるような話を伝えていけたらと思っている。これから宜しく頼みます。

坂井瑠星の日曜一番

今週取り上げるのは坂井瑠星。今月は鳴尾記念をユニコーンライオン、ユニコーンSをスマッシャーで勝って目下絶好調だ。宝塚記念にはそのユニコーンライオンで参戦するし、土曜日は札幌で師匠の矢作芳人厩舎の馬で2勝していたな。

32期生はちゃんと卒業まで見ていた世代。菜七子が注目された世代だが、今は勝ち星も重賞勝利数も瑠星がトップなんじゃないか。

瑠星は年々成績を伸ばしているように、競馬に対する姿勢は、真面目で勉強熱心なタイプだ。

騎乗ぶりやレースでの考え方には少し“スマート過ぎる”面があるが、それも勉強熱心でよく考えている証拠。だから、矢作厩舎に行ったのも非常に合っていたと思う。

さて、今週は宝塚記念のユニコーンライオンもレイパパレやキセキを相手にどう立ち回るのか注目しているが、馬券的なオススメは同じ矢作厩舎との指定タッグでも4Rアルディートクライの方だろう。

前走は東京で使ったので菅原明良に乗り替わったが、今回は再び瑠星が騎乗。2走前の2着で癖は掴んでいるだろうし、ズブい馬だから根性でゴールまで追い通してもらいたいところだ。

日曜の騎乗一覧と評価

レース馬名条件評価
阪神1Rカフジドラドダ1400mB
阪神2Rラヴィズポイズン芝1600mB
阪神4Rアルディートクライダ2000mA
阪神5Rターゲサンブルック芝1800mC
阪神6Rプリモプレミオダ1400mC
阪神7Rプリュムドール芝2200mA
阪神11Rユニコーンライオン芝2200mB

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蓑田早人・プロフィール

卓越した騎乗技術を武器に、騎手として北海道などローカル開催を中心に活躍。引退するまで、日本騎手クラブ副会長を務めるなど騎手の地位向上にも尽力。その後、競馬学校の専任教官へ就任(石橋脩騎手ら第19期生より指導を担当)。川田将雅騎手、松山弘平騎手をはじめ、吉田隼人騎手、三浦皇成騎手、藤田菜七子騎手など教え子が多くいる。

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