元教官・蓑田早人の蓑田塾
4年連続重賞勝利の珍記録なるか!?
こんばんは。蓑田です。
先週の七夕賞は穴馬として注目していたオニャンコポンが11番人気で3着。人気2頭のワンツーながら良い配当になったね。
直線での外への持ち出し方だけはやや強引で褒められたものではないが、それまでは内目をロスなく立ち回ってしっかり脚を溜められていたね。
シリウスコルトなど、本来の力を出し切れていないような負け方をした馬も多かった中で、オニャンコポンは得意の距離、手の合う鞍上で重賞ウィナーの実力を久々に発揮することができた。
また、勝ったコスモフリーゲンは柴田大知騎手の久々の重賞勝利。同期の福永や高橋亮は調教師になり、年齢的にも50代に近付くなかで、何度目かの復活を予感させる勝利になった。
勝因はやはり、逃げ馬がハッキリしないメンバー構成の中で先手を取り切ったこと。
ペースとしては前半1000mの方が後半1000mよりも早い、いわゆる前傾のハイペースだけど、逃げというのはスローに落として楽をすれば良いというものではないんだよ。
今回のコスモフリーゲンくらいのペースで緩みなく行けば、後続に煽られたりマクられたりすることがなくなり、結果として数字以上に“自分のペース”で競馬ができることになる。それに今回は他の馬の方が脚を使わされて直線は余力がなかったからね。
宝塚記念のメイショウタバルも似たようなもので、単純にハイペースかスローペースかというより、逃げ馬は理想通りの逃げ方ができているかが大事。後続を完封する逃げというのは、逃げ馬がやりたいことをやれている時に起こるのではないかな。
元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【浜中俊】
小倉記念は今年から七夕賞と続けて行われる形に。さすがに七夕賞から連闘という馬はいないようだね。
実は、オニャンコポンに続く穴馬候補はエピファニーだと考えていたんだが、残念ながら出走取消になってしまった。
小倉記念に向けて早めに栗東入りしていて、杉原誠人騎手もこの馬に帯同する形で栗東に行っていたはず。得意の小倉だっただけに関係者はみな残念なんじゃないかな。
杉原はエピファニー1頭のためだけに日曜は小倉に行く予定だったので、日曜は乗鞍なしに。今回は残念だが、また次の機会にエピファニーとのコンビで再び重賞勝利を狙ってほしい。
狙っていた穴候補が1頭いなくなってしまったが、中心候補としてはハピ、ディープモンスター。昇級組だとメリオーレムは人気ほどの魅力を感じていなくて、それよりはラスカンブレスを評価しようと考えている。
函館2歳Sはやはり時計面を重視したい。今年は時計の出る状態がずっと続いているし、開催前半に出たレコードが最終週であっても信頼できるんじゃないかな。
なので、ブラックチャリスとカイショーの2頭が勝ち負け候補ということになる。
ブラックチャリスに騎乗する浜中俊騎手は、昨年は函館スプリントSをサトノレーヴで勝ち、一昨年は函館2歳Sをゼルトザームで勝ち、3年前の2022年は函館記念をハヤヤッコ、函館スプリントSをナムラクレアで勝っている。
ここで勝てば函館での4年連続重賞勝利という珍しい記録に。浜中は小倉が地元だが、2022年以降は夏の小倉では騎乗せずに北海道シリーズで結果を出している。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
函館3R | 芝1800m | ラマヌジャン | A |
函館7R | ダ1000m | ルシード | B |
函館11R | 芝1200m | ブラックチャリス | A |
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