東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2020年7月11日]

【七夕賞】七夕ならぬタナボタ馬券を期待!

七夕賞の時期になると、なぜか故人となったスガちゃんのことを思い出す。東日本大震災の年の7月初めに癌のため52歳の若さで亡くなった。居酒屋「青夷」の競馬常連組の一人だったから、あの年の七夕の夜空にスガちゃんの星がきらめいていたような気がした。あれから、七夕賞となると、縁起をかついで、7/7の数字にこだわったり、牡馬と牝馬の組合せに気をもんだり、あまり理性的な予想ではない。でも、そのわりには、わりと馬券がとれているような気がするのだが。

吉祥寺の居酒屋「青夷」で3カ月ぶりに、口撃機関銃ヤマの直撃砲をあびた。あいかわらずの口勢にあふれ、飛沫が七色の虹をなすかに見えたのは気のせいだろうか。さっそく福島名物の七夕賞は、福島巧者の③クレッシェンドラヴを狙うとか。鞍上ウチパクは今や重賞では一番信頼できる騎手だという。相手も、②ウインイクシード、⑤マイネルサーパスのやはり福島巧者を厚めに狙うらしい。

「コロナに大雨か」とお嘆きのギャンブル狂師ミノ先生は「同厩舎2頭出しは人気薄を狙え」の定石に忠実に、⑮リュヌルージュの複勝勝負で行くらしい。逃げ・先行好きの穴狙いのマスターは3年連続の宝塚をパスしてここを走る7歳馬⑨ノーブルマーズが目いっぱいの勝負をかけると踏んでいるという。マンハッタンカフェ命の熟女馬券師ワフさんも産駒の②ウインイクシードの参戦で久々勝負をしてみると気負い立つのだが。

さて、どうせなら、きわめつけの縁起馬券 ―― 馬番⑦と枠番⑦のなかから出てくる馬で行ってみる。⑦エアウィンザー⑬ブラヴァスはともに休養明け3戦目で狙い時ではないだろうか。たまたま両馬ともキングカメハメハ産駒という機縁もあって、縁起をかつぐ偶然馬券にはよく似合う。七夕ならぬタナボタ(棚からぼた餅)馬券を期待しよう。

七夕賞

⑦-⑬ ワイド1点で勝負する

⑦-⑬の2頭軸で3連複総流し14点で遊ぶ

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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