東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2020年11月14日]

【エリザベス女王杯】新旧のオークス組に思いを託す!

今週からG1が7週連続で秋競馬も後半の佳境に入る。でも、明日のエリザベス女王杯も来週のマイルCSもかすみそうなのが、29日のJC出走予定の超豪華メンバーの報道である。3歳のコントレイルとデアリングタクトの無敗3冠馬の牡牝2頭が対決するだけでも凄いの声があがっていた。それに加えて、先日の天皇賞(秋)の制覇でG1 8勝の史上最多記録を塗りかえたばかりの古馬最強のアーモンドアイまで参戦するというのだから、無事出走すれば空前の大レースになる。おそらく絶後とまで言えそうな伝説のレースになるにちがいない。思わず「競馬ファンでいて良かった!」ともれそうになる。

さて、気をとりなおして、エリザベス女王杯に目を向けよう。居酒屋「青夷」の口撃機関銃ヤマは4歳馬有利説をあげておきながら、5歳馬⑥ノームコアを狙うらしい。阪神芝2200mは小回りコースの4つのコーナーを回るのでスタミナを要すると考えて、持続力勝負に強いハービンジャー産駒の同馬に白羽の矢を当てたという。相手は⑧センテリュオ、⑪ラヴズオンリーユー、⑬サラキアの3頭が本線で、⑱ラッキーライラックは軽く押さえる程度だという。

ギャンブル狂師ミノ先生は、前走・秋華賞で出遅れても追い込んで3着した末脚に注目して④ソフトフルートを狙うらしい。穴党専科のマスターは、ルーラーシップ産駒に注目して、⑦ロサグラウカと⑮ウラヌスチャームの2頭に迷ったあげく、長くいい脚が使える⑮に絞るという。父親が同馬の調教師である斎藤騎手にも期待したいそうだ。マンハッタンカフェ応援団長の熟女馬券師ワフさんは、母父マンカフェの⑯ミスニューヨークの単複をまず買い、オークスであのデアリングタクトに半馬身差の2着だった⑫ウインマリリンの不当な低人気に憤慨して⑫-⑯のワイドを狙うらしい。

さて、先週のアルゼンチン共和国杯では3歳馬で唯一出走したオーソリティが快勝した。今年の3歳馬のレヴェルが高いとすれば、重馬場だった秋華賞は無視して、良馬場だったオークスの好走組に注目する。2着⑫ウインマリリン、3着⑨ウインマイティー、4着⑤リアアメリアのなかから、川田騎乗の⑤リアアメリアを狙ってみる。もう1頭は、ヤマの神ご託宣の4歳馬有利説を信じて、昨年のオークス馬⑪ラヴズオンリーユーに思いを託してみよう。

エリザベス女王杯

⑤-⑪ ワイド1点で勝負する

⑤-⑪2頭軸の3連複総流し16点で遊ぶ

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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