東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2020年11月21日]

【マイルチャンピオンシップ】甲乙つけがたい2頭で大勝負!

巷を歩いていると、やたらと耳に聞こえてくる歌がある。「……別に君を求めてないけど 横にいられると思い出す。君のドルチェ&ガッバーナの その香水のせいだよ……」とか。メロディーラインもたいしてないから、およそ心地よい歌などと思えない。歳のせいか、最近の絶叫調の歌い方にはどうもなじめない。NHKの紅白歌合戦でブランド名が出てくるのは拙いとかだったが、今回の「香水」、は許されたらしい。いっそのこと大御所・小林旭の「あの娘をペットにしたくって ニッサンするのはパッカード 骨のずいまでシボレーで あとでひぢてつクラウンさ ジャガジャガ飲むのもフォドフォドに ここらで止めてもいいコロナ」の「自動車ショー歌」でも出してもらいたと思うのは、おじさんの僻みだろうか。

僻みついでに言えば、競馬の世界でも、このところおばさんorお姉さんの出番はあってもおじさんの出番は少ない。どうも世界的な傾向らしいが、正直言って、これは喜ぶべきかどうか、迷うところだ。それほど4歳牝馬グランアレグリアは強い。

居酒屋「青夷」の常連とは名ばかりの口撃機関銃ヤマだが、まあ末席だけは残しておこう。このところマイルCSは一番人気が勝てないというジンクスを気にして④グランアレグリアは本命にしないらしい。狙いは富士Sの覇者⑯ヴァンドギャルドがいいという。人気薄だから有力馬数頭に馬連で流し、3連複・3連単でも勝負するという。ギャンブル狂師ミノ先生は、コントレイル以外に負けていない⑰サリオスの頭は堅いと断言する。あとは④との1着2着、1着3着が軸で有力馬数頭に3連単で流すらしい。穴党専科のマスターは、前走スワンSの10着で人気が下がった⑭サウンドキアラだが、着差は2馬身半しかなかった。5か月半の休養明けを考慮すれば、上々の出来とか。

ところで、マイルの安田記念でアーモンドアイを2馬身半突き放した④グランアレグリアとマイル戦ならコントレイルにもひけをとらない⑰サリオスなら、両馬の甲乙はつけがたい。それでも、牡の若者への願望をこめて、⑰に期待したい。ワイド1点の大勝負にして、3連単も少々買ってみたい。

マイルチャンピオンシップ

④―⑰ ワイド1点で大勝負する

1着⑰、2着④、3着は富士Sの上位3頭③⑥⑯への流し3連単3点で遊ぶ


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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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