東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2021年01月23日]

【アメリカJCC】冬競馬ではなによりも…

わが国のコロナ犠牲者としては著名人で最初だったのがドリフターズの志村けんさんだった。あれから1年近くになるが災禍は収まる気配がない。今年になってふたたび飲食店は時短に追いこまれている。そこで、居酒屋を出るとき、合言葉になりそうなのが「8時だよ、全員解散!」とか。笑っていいのかどうか、身につまされる話だ。

というわけで、居酒屋「青夷」も、このところ6時半には着席して、8時にはお店を出ていくことになる。常連といえども長居はできないし、厳寒期の冬競馬ということもあって、口撃機関銃ヤマの砲口も湿ったかのようにさえない。そのせいか、AJC杯も3歳クラシックの三冠すべて本命にした④ヴェルトライゼンデをあいかわらず祭り上げるらしい。同馬を軸にして馬連、馬単、3連単で狙うとか。

ギャンブル狂師ミノ先生は、菊花賞でコントレイルをクビ差2着まで追いつめた⑨アリストテレスをすなおに狙うつもりらしい。馬連・馬単で有力馬数頭に流すが、⑫ステイフーリッシュとは厚めに買うとか。

最近馬券が好調らしい穴党専科のマスターは、前走2着の好走を高く買って⑧ラストドラフトを狙うらしい。

ところで、私が大哲学者アリストテレスの好きな言葉で「賢人のごとく考え、凡人のごとく語る」というのがある。競走馬⑨アリストテレスは調教ではあまり懸命には走らないという。だから、「凡馬のごとくお稽古をこなし、賢馬のごとく本番で走る」タイプかもしれない。それを願って、もう1頭は、冬競馬ではなによりも馬の調子を重視する。⑧ラストドラフトについて「先週より反応も息遣いもグッと良くなった」とは調教助手の語るところ。馬券好調のマスターとの相乗りも多少は心強い。ともかく、積雪のせいで競馬が中止にならないことを祈る。


アメリカJCC

⑧-⑨ ワイド1点で勝負する

⑧-⑨ 2頭軸で3連複総流し15点で遊ぶ


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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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