東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2022年04月09日]

【桜花賞】覚悟さえすれば…

私は血圧が低いせいで居眠りしやすいタイプ。しばしば居眠りしたままバスや電車なかで乗り過ごしてしまう。それは自分の責任で済ませられるが、先日、待ち合わせの約束があったにもかかわらず、事務所で仕事中にこっくりやってしまい、気が付いたら約束の時間になっていた。久しぶりに慌てふためくことしきり。他人様をまきこむ居眠り厳禁と戒めるしかない。

およそしゃべりまくっているから居眠りなど想像できない口撃機関銃ヤマだが、2週連続でG1の圧倒的1番人気馬が馬群に沈んでしまい、困惑の崖っぷちに立たされている。1番人気必須の⑱ナミュールにまたもや横山武騎乗とあっては、同感である。それでも上がり最速の末脚は圧巻として本命にするらしい。相手本線は⑪ラブリイユアアイズと⑭プレサージュリフトで、ほか数頭の有力馬を加えて、馬連・3連複・3連単でいくという。

ギャンブル狂師ミノ先生は、数少ないロゴタイプの産駒⑪ラブリイユアアイズの馬単でいくと強気の勝負。男馬との闘いが多いからとか。穴党専科のマスターは、前走チューリップ賞で2歳女王⑯サークルオブライフに競り勝ち、桜花賞本命⑱の2着と激走した⑤ピンハイに注目するらしい。

桜花賞は名門女子大の入学試験のようなものだから、実力を磨いておけば誰が受かってもおかしくない。だから、人気にとらわれず、冷静に判断すれば、まず2戦2勝の⑭プレサージュリフトは上がり33秒台の末脚が光っている。また、一昔前、改装前の阪神競馬場はスタートして直ぐにコーナリングがあり、内枠が圧倒的に有利だった。それを思い出しながら、NHKマイルCの有力馬に浮上したマテンロウオリオンに肉薄した③アルーリングウェイを狙ってみる。どの馬が来てもおかしくないと覚悟さえすれば、驚くようなことはないだろう。


桜花賞

③-⑭ ワイド1点で勝負する

③-⑭ 2頭軸の3連複総流し16点で遊ぶ


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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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