うまスクエア

［2022年04月16日］

【皐月賞】天性の素質にかける！

今週初め皮肉きわまるロシア映画を見た。2019年に撮影され、翌年には公開されたのだから、2年後のロシアの現実を知る身にはショック以外の何ものでもない。

アンドレイ・コンチャロフスキー監督の『親愛なる同志たちへ』は、1962年フルシチョフ政権下の事件を題材にする。そもそも、ロシア南西部の都市の国営機関車工場で大規模なストライキが発生した。やがてソ連軍が介入し、暴徒化した群衆を鎮圧する。このなかで、KGBの記録では死者26名、負傷者数十人、処刑者7人、投獄者数百人に達したという。おそらく死者の数は100人を超えるほどだったのではないか、と推測されている。というのも、この出来事はソ連が崩壊するまで約30年間隠蔽されていたのだ。

映画はソ連時代の、今となっては「信じがたい出来事」を描いたつもりだろう。だが、映画公開の2年後、その「信じがたい出来事」がウクライナ侵略戦争で再現されている。まさしくソ連時代と現在のロシアはなにも変わっていないのだ。機会があれば、ぜひ観劇を！

と言いながら、皐月賞の予想にうつつを抜かすのが居酒屋「青夷」の馬券常連組。口撃機関銃ヤマは、前走オープン・重賞参戦で連対組は絶対条件とかで、ホープフルS勝者の2歳王者④キラーアビリティを狙うらしい。鞍上の横山武の精神状態が不安だが、一番人気ではなさそうだからOKとか。相手本線はこれもマイルの2歳王者⑫ドウデュースにして、ほか人気馬数頭をからめて馬連・3連複・3連単でいくという。愛妻ミナ姉さんも参戦して、重賞で着順が上がっているが人気薄の⑦ボーンディスウェイを狙って馬連総流しでいくと強気である。ギャンブル教師は、若葉Sの逃げ切り勝ちっぷりもいいし、湿った馬場も追い風になって、⑯デシエルトを狙うという。穴党専科のマスターは、2歳時に2000mレースを連続でレコード勝ちしたが人気の盲点になっている⑨サトノヘリオスに注目している。単複と馬連総流しでいくらしい。

さて、前走の若葉Sを勝った後の岩田康誠騎手の思い入れたっぷりの発言が印象に残った。⑯デシエルトは全身を使って走る馬で、調教では教えられない天性のものらしい。もう一頭は、やはり2歳王者で安定味一番の⑫ドウデュースを狙ってみる。桜も散ったが、皐月の馬券は散ってほしくない。


【皐月賞】

⑫－⑯　ワイド1点で勝負する

⑫－⑯　2頭軸の3連複総流し16点で遊ぶ


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