東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2022年05月21日]

【オークス】桜花賞終了後から決めていた◎

5月初めにあったケンタッキー・ダービーはグリーンchでも放映されたから、ご覧になった方も多いだろう。15万人の観衆がいても、ほとんどマスクなどしていないのだ。それに比べれば、野外のマスク観客だから、日本の競馬はずいぶん慎重にやっていると思う。

オークス、ダービーとつづき、春GIシーズンが頂点をむかえるとき。吉祥寺の居酒屋「青夷」も浮き足立ちそうだが、今年も観戦会はない。立ち見なら7万人は入れるらしいが、ここでも抽選の関門がある。各自で抽選当たり組もありそうだが、3年前までのゴザ席はできそうもない。まあ来年に期待をいだいて、今年はがまんすることにしよう。もっとも私個人は視察会という名目での観戦の場に誘われており、メモリアルホールの最上階で見れるのだから、せいぜい妬まれないように身辺に注意しよう。

このところ馬券の成績はさえなさそうな口撃機関銃ヤマさんだが、混戦模様のオークスに難解にも手をやいているらしい。なにしろ桜花賞が10着まで1馬身3/4差以内なのだから、頭が痛いわけ。さらに、桜花賞馬⑱スターズオンアースが川田騎手本人の選択で③アートハウスに乗り換えたのだから、胸はぐらつく。やはり、桜花賞同日の忘れな草賞2000mを完勝した能力を信じて本命でいくらしい。相手本線にはいささか渋く⑯プレサージュリストの末脚に期待するという。あと4~5頭をからませて、馬連、2頭軸3連複・3連単でいくらしい。

ギャンブル狂師ミノ先生は、桜花賞ハナ差2着の①ウォーターナビレラの粘りのすごさに賭けるという。単複とワイド総流しと入れ込みようが見もの。穴党専科のマスターは、最速の末脚を誇る④ルージュエヴァイユと先手逃切りの⑬パーソナルハイを狙うという。④-⑬のワイドと2頭軸3連複で勝負するらしい。

実のところ、桜花賞が終わったところで、私はオークスは⑧ナミュールを狙うと決めていた。大外で先行馬ペースに泣いたのだから、左回り2戦2勝の実績がものを言うとき。父ハービンジャーは英国競馬の最高峰キングジョージ2400mを圧勝したのだから、人気薄になったここで狙わずしてどこで狙うという気になる。もう1頭は安全策をとって③アートハウスにする。新馬戦から3戦とも2000mを走っているのは心強い。もちろん鞍上川田くんの腕にも期待したい。


オークス

③-⑧ ワイド1点で勝負する

③-⑧ 2頭軸の3連複総流し16点で遊ぶ


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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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