うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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阪神11Ｒ　大阪杯（ＧⅠ）(芝2000ｍ)


スピードとパワーの重要性が高く、米国血統の支配力が強い大阪杯。



昨年の勝ち馬ラッキーライラックは、母父がフォーティナイナー系のフラワーアレイ。現役時代にアメリカのＧⅠトラヴァーズＳを勝ち、種牡馬として米国二冠馬アイルハヴアナザーを輩出した馬です。

ＧⅡ時代に遡っても、15年４人気１着ラキシス、14年２人気１着キズナに12年６人気１着ショウナンマイティは、いずれも母父ストームキャット。古くから大阪杯と米国血統は、切っても切れない関係にあるのです。

そんな米国血統の中でも、最も注目すべき存在がボールドルーラー系。



なんと、ＧⅠ昇格後の４回、勝ち馬は全てボールドルーラー系を保持・内包していたのです。

人気馬が多いことは否定しませんが、全体的に米国血統の活躍が目立つレースであるという土壌を考えれば、実力馬がたまたまボールドルーラー絡みだったと考えるより、ボールドルーラーの血が効果的に利いたことで勝ち切れたと考える方が正解だと考えられます。

今年の出走馬の中で、米国血統保持・内包馬というテーマに該当する馬は……

①モズベッロ
（母父ハーランズホリデー）

⑦コントレイル
（母父アンブライドルズソング）

⑩カデナ
（母母父シアトルスルー）

⑫グランアレグリア
（母父タピット）

中でも、やはり注目はＧⅠ昇格後、連勝中のボールドルーラー系保持・内包馬。

⑫グランアレグリアは母父タピットで血統テーマをクリアする存在。

今回は初の2000。確かに楽な過程とは言えないでしょう。

しかし、極端に揉まれ弱かったデビュー当初から急速に成長して本格化、アーモンドアイをガチンコ勝負で完封した昨年の安田記念が衝撃的で、おそらく現役最強の実力馬はこの馬だと思わされたものです。

昨年苦杯を舐めた高松宮記念ではなく、あえてこのレースに出走してくるのも、この距離で戦えるという陣営、鞍上の確かな手応えがあるからこそのはず。当然、準備も万全にしてきていることでしょう。

伸び盛りの４歳馬が相手。それでも能力と血統適性で一歩もヒケは取りません。意義ある挑戦を支持します。

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阪神10Ｒ
淀屋橋Ｓ（芝1200ｍ）
◎⑪ビアイ

奇しくも、２日続けてメイショウボーラー産駒の推奨となります。

日曜日の狙いは、雨の影響で道悪が想定される阪神芝のメイショウボーラー産駒⑪ビアイ。

メイショウボーラー産駒の特徴は、まず真っ先に好走と凡走の差が激しいというところ。勝つか大負けるか極端な種牡馬です。また、現役時代の姿そのままに、芝、ダートを問わない産駒が多い。

そして、芝なら道悪が断然買いやすい点も見逃せません。

過去２年、芝の良馬場【9-10-8-182/209】勝率4.3％、連対率9.1％、複勝率12.9％に対し、芝の稍重以下では【5-11-3-58/77】勝率6.5％、連対率20.8％、複勝率24.7％。

出走数に差があるので率は参考程度でいいと思いますが、ほぼ３分の１の出走すうで勝ち数、２着数でそう差がないというところは重視すべきでしょう。

⑪ビアイも、実際に重馬場で２勝クラスを突破した馬。

今回、馬場が渋るのは大歓迎。また、その２勝クラス勝ちを含め連勝を飾った阪神芝1200に久々に戻ってくるという点も強調材料。

目を覆うような着順が続いていますが、今回は休養を挟んで立て直した効果が見込める一戦でもあります。混戦模様なら一発大きく狙ってみたいところです。


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