うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

---

中山11R ステイヤーズS(G2)(芝3600ｍ)


年に一度の恒例行事、年の瀬を告げる名物重賞がやってきました。ステイヤーズS。

3600mという実走距離そのままに、高いスタミナ性能と底力が求められるレース。
血統的にも、それをストレートに表現した欧州血統が強く、中でも凱旋門賞血統の存在感が非常に強いことが特徴です。



昨年は、2010年の凱旋門賞ワークフォースを父に持つディバインフォースが6人気で勝利。当時は、まだ3勝クラスでも勝ち切れていない格下的存在でしたが、超特殊条件で秘める才能を開花させました。
また、5人気3着シルヴァーソニックの母父トニービンは、1988年の凱旋門賞勝ち馬。昨年、父か母父に凱旋門賞血統を保持していた馬は、この2頭のみ。改めてこのレースの特性と好相性血統の重要性を示す結果だったと言えます。

上記2頭も含め、ステイヤーズSと凱旋門賞血統の関係を示したものが、下記の図になります。



今年も、現役時代に凱旋門賞を制した馬、または、種牡馬として凱旋門賞勝ち馬を輩出した馬に注目して候補馬を抽出します。

④メロディーレーン
(母父モティヴェイター)

⑦シルヴァーソニック
(母父トニービン)

⑨ディバインフォース
(父ワークフォース)

⑨ディバインフォースの連覇に期待。昨年も本命にした馬ですが、凱旋門賞勝ち馬ワークフォースを父に持っている馬で、このレースに必要な適性を十分に持っています。

その昨年以降、鳴かず飛ばずの成績が続いていますが、そこは特殊な舞台適性を持っている馬らしい戦績。この条件なら近走成績は全て不問に付して問題ありません。

---

阪神11R
チャレンジカップ(芝2000m)
◎⑬ディアマンミノル

先週、同じ阪神芝2000mで行われた京都2歳Sと同じく、ダート型ノーザンダンサーに注目したいチャレンジC。

ヴァイスリージェント系、ストームキャット系、総じてダート型ノーザンダンサー系の存在感が極めて強いのが、このコースで行われる重賞の特徴。



先週の京都2歳Sでは、11人気で3着に入ったヴェルテンベルクが母父にフレンチデピュティを保持して血統テーマに該当する存在でした。
その他、秋華賞では母父クロフネのスタニングローズが3人気で勝利し、2着には母母父にフレンチデピュティを内包したナミュールが2着とテーマ該当馬のワンツー決着。
春の大阪杯では、1～4着をテーマ該当馬が占めるという、極めて顕著な結果となりました。

このチャレンジCでも、ダート型ノーザンダンサー系に注目。

①レッドベルオーブ
(母母父ストームキャット)

⑦メイショウテンゲン
(母父フレンチデピュティ)

⑪パトリック
(母母父フレンチデピュティ)

⑬ディアマンミノル
(母父デヒア)

⑭ニホンピロスクーロ
(母父デヒア)

⑬ディアマンミノルは、母父デヒアがヴァイスリージェント系。

前走のアルゼンチン共和国杯は、直線で致命的な不利を受けて結果を出せませんでした。期待していた私としても悔しい結果となりましたが、これまでより位置を取りに行って好ポジションをキープしたレース運びに、これまでと違った姿が見られた点に注目。これなら、2000mでも戦えそうです。
ヴァイスリージェント系の後押しを受けて、前走の雪辱を果たす走りを見せてもらいましょう。

---

今週のオススメ
【チャンピオンズC・完全攻略ファイル】波乱の主役へ名乗り！スランプを乗り越えた実力馬が虎視眈々