佐々木主浩の大リーグボール22号

大リーグボール22号[第521球]

【皐月賞】2頭をまとめて負かす馬

スポーツの試合結果が掲載されている記事の中に「試合には負けたが勝負には勝った」というフレーズを目にした事はありませんか?

競馬のレース後にも「負けて強し」というコメントをよく耳にしますが、馬券を検討する上では勝ち負けと同等、もしくはそれ以上にレース内容、中身が重要だということです(馬主としては、1着と2着ではかなり賞金の額が違いますが・・・)。

勿論、これまで一度も負けていない馬を捕まえて「この馬は弱い」などとは言いません。ただし、「無敗=強い」の図式は先週の桜花賞で崩れています。戦績を見るだけで馬券が当たるなら誰も苦労はしませんが、「3戦3勝」「無敗」に惑わされた方が先週は多くいたのではないでしょうか。

私が馬券を検討する際は、最初に人気馬を疑って掛かるのですが、今週の皐月賞は、始めから人気の2頭(サトノクラウン、リアルスティール)をまとめて負かすことができる馬はどの馬かというテーマを持って検討しました。そして、導き出した答えがドゥラメンテです。

まず、サトノクラウン、リアルスティールの近走にそこまでのインパクトを感じませんでした。勿論、2頭とも重賞を勝っていますが、いずれも僅差。GIで人気を背負うだけのパフォーマンスだったかと言えば、ややパンチ力が足りないかなという印象です。

逆に、ドゥラメンテの前走は、あれだけ掛かってリアルスティールと半馬身差。そして、6馬身差で勝った2走前は、前日に行われた古馬1000万よりもコンマ2秒速く、5馬身差で勝った3走前は、サトノクラウンが制した東スポ杯よりもコンマ4秒も速い。インパクトのある勝ちっぷりだけではなく、時計の裏づけもあります。

確かにサトノクラウン、リアルスティールなどの優等生と比較して、気性面にやや不安はありますが、そこは2ヶ月の休養の効果と鞍上のデムーロの手腕に期待。噛み合った時の爆発力はドゥラメンテの方が上でしょう。

馬券は…

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大リーグボール22号とは?

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佐々木 主浩

伝家の宝刀・フォークボールで日米通算381セーブの金字塔を打ち立てた“大魔神”2006年11月に馬主登録を行い、僅か5年半後の2012年2月にはクイーンカップで所有馬のヴィルシーナが1着となり、馬主として初めて重賞競走を制覇すると、さらに翌々週には阪急杯でもマジンプロスパーが優勝。2013年5月12日ヴィクトリアマイルでヴィルシーナが優勝し、初のGI競走制覇を果たす。

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