完全攻略ファイル No.1
【函館記念】G1でも通用の機動力と安定感で重賞Vに王手!
今年よりサマー2000シリーズ初戦となる
函館記念(函館・芝2000m)。
サマー2000シリーズは3年連続でチャンピオンが誕生しておらず、どの馬が初戦を制して、シリーズを優位に進めるかが注目。ここでピックアップしたいのは、
ランスオブクイーンです。
形の上では3勝クラスを勝ち上がったばかりの昇級初戦となるのですが、昨年のオークスでは直線入口で先頭に立ち、そこから粘りに粘って、勝ったチェルヴィニアから0.4秒差の5着と見せ場たっぷりのレースを見せています。
その後は即1勝クラスを勝ち上がり、2勝クラス、3勝クラスも3戦以内に突破。その間、秋華賞こそ大敗を喫しているものの、それ以外は大崩れはしておらず、前走は先日の府中牝馬ステークスで3着に入ったラヴァンダをキッチリと捕らえて快勝。地力の高さを改めてアピールしました。
今回は牡馬相手の重賞でハードルは一気に上がりますが、昇級初戦でハンデが馬齢重量より1キロ少ないだけというのは、それだけ能力の高さを認められた証。立ち回りの巧さもあって安定感は抜群。チャンスは十分あるでしょう。
父タリスマニックは名牝ハイクレアに繋がる良血ですが、4世代がデビューして重賞は未勝利。父に初の重賞タイトルをもたらすことができるか、その走りは大いに注目です!