教えてマサカツ先生!

【関屋記念】日程変更でも傾向不変!元調教師が語る「新潟マイルで逃げる意味」


今週から東西とも開催が替わり関東圏の新潟ではサマーマイルシリーズ第2戦、関屋記念(G3、新潟芝1600m)が行われます。

夏の新潟開幕週に行われる重賞と言えば直線1000mの電撃戦、アイビスサマーダッシュを思い浮かべるファンは少なくないでしょう。それを2012年以来となる2週目に移し、近年は8月の中頃に定着していた関屋記念を持ってきた形ですね。

皆さんご承知のとおり2025年は多くの重賞競走で、開催日程の見直しが断行されました。その中には時期がズレることでレース名こそ同じでも、今週中京で行われる東海S(G2ダ1800m→G3ダ1400m)のように、全く異なる条件に変貌を遂げたレースもあります。

しかし、関屋記念に関しては新潟芝1600mという条件に変わりはありません。

また約1か月の前倒しも8月施行時は芝の内ラチ沿いに仮柵が設置されるBコース替わり1週目でしたし、このレース最大の特徴である『逃げ馬が圧倒的有利』という傾向は不動なのではないでしょうか。

【逃げ馬が強い関屋記念(過去5年)】
[1-2-0-2]連対率60%

24年1着 トゥードジボン(3人気)
22年2着 シュリ(12人気)
20年2着 トロワゼトワル(8人気)

日本一長い直線を誇る新潟のマイル戦で逃げ馬の活躍が著しい背景に、先ほど紹介した芝の「A→Bコース」替わりは切っても切れません。特に今年は前に行った馬が止まらない開幕週となることで、逃げ馬有利の傾向が強まる可能性があります。

さらに今回は前開催が直線の短い福島なのもポイントです。騎手の心理として小回りコースから直線の長い新潟に替わることで追い出しに余裕を持つことができる一方、逆に逃げ馬を楽に行かせすぎてしまい前残りを誘発するケースが多々あるからです。

少々古い話で恐縮ですが私の元管理馬で、アチーブフィートという個性派がいました。とにかくマイペースで運べないとモロい馬でしたが行き切れば渋太い。それで単騎逃げを見込んで新潟芝1600mの1000万下(現2勝クラス)に使ったんですよ。

当時は10頭立てでスタートも良くなかったですが押してハナへ立つと、そのまま1人旅。マイペースで運べたことにより直線で後続が並びかけてきても2枚腰を使って差し返し、そのまま押し切ってくれました。

次走の東京1600万下(現3勝クラス)でも同様の競馬で2着に粘った一方、4歳夏のクラス替え(※当時)で降級戦となる福島1000万下では、他の馬にハナを切られコロっと負ける。これも競馬の難しさとはいえ、良くも悪くも分かりやすいタイプでしたね(苦笑)。

本題から脱線しましたので話を関屋記念に戻しますと、夏の新潟開幕週に舞台が移っても逃げ馬が狙い目でしょう。今年はメンバーを見渡すと何が何でもハナというタイプは見当たりませんが、ベテランの内田博騎手に乗り替わるシヴァースに注目しています。

10着に敗れたしらさぎSは掛かり気味に先行して直線失速した形です。理想は2走前のように内目の枠を引いて前に壁を作り折り合う競馬ですが、気性面を考慮すると無理に抑え込まず逃げた方が良さそうなタイプに見えます。枠順次第によっては行かせても面白いかもしれません。
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