教えてマサカツ先生!
【CBC賞】北九州記念ヨシノイースターに続け!初距離でも「オーナー地元馬」が熱い
早いもので今週はサマースプリントシリーズ第4戦、中京で
CBC賞(G3、芝1200m)が行われます。
先日の第2戦、北九州記念では当コラムで取り上げたヨシノイースターが5番人気で2着。トップハンデ58.5キロと大外枠を克服して見事、馬主ゆかりの小倉で2年続けて好走を果たしました。
繰り返しになりますが“ヨシノ”の冠号で知られる清水義徳オーナーは小倉競馬場がある福岡県北九州市から、関門海峡を渡った隣県の山口出身になります。残念ながら勝利こそならなかったものの、お世辞にも楽とは言えない条件で2年続けての連対は本当に頭が下がります。
残念ながら当初予定していたCBC賞に参戦は見送りとなったものの、セントウルSにスライドするとのこと。ここでの結果次第によってはサマースプリントシリーズ制覇も視野に入ってきますし、暑い夏場の連戦で体調を維持していれば引き続き侮れない存在でしょう。
話をCBC賞に戻しましょう。今回、私が元調教師の視点で注目しているのは、恐らく馬主さんゆかりの中京に使ってきたであろう
ベガリスです。
馬主の杉山忠国オーナーは中京競馬場がある愛知の隣県、岐阜の出身で中京馬主協会に所属しています。この辺は北九州記念におけるヨシノイースターの清水義徳オーナーと、非常によく似ていますね。
ベガリスは全5勝を左回りの競馬場で挙げている典型的なサウスポー。そのうち2勝を馬主さんゆかりの中京でマークしていますし、初の1200mでも注目の存在となります。
中京で敗れた3走前の愛知杯は前半3ハロン32秒7という超ハイペースを2番手追走。これでは直線で止まるのは当然ですし、当時逃げたテイエムスパーダが次走で直線1000mの韋駄天Sを圧勝したことを振り返れば、初のスプリント戦でもスピード負けすることは無いでしょう。
また当初は新潟芝1600mの関屋記念を予定していたのを、あえて中京のCBC賞に使ってきた背景も見逃せません。マイル戦では過去2戦とも条件戦で着外に敗れていますし、1度1200mに使うと再び距離を延ばしづらいデメリットを承知のうえでの参戦ではないでしょうか。
北九州記念のヨシノイースター然り、馬主ゆかりの地でスプリンターとしての適性、この舞台に勝算を見出している何よりの証拠ですし、元調教師の私から見ても陣営は勝負仕上げを施して挑むのは間違いありません。人気の有無を問わず馬券を抑える価値はあります。
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シンクタンク
「なぜ、こんなにも当たるのか?」その答えは、元調教師という唯一無二の経歴にあります。
馬をレースに送り出す側の視点を持つ境征勝氏だからこそ、他の誰もが見抜けない陣営の“本音”までをもお見通し。
事実、先週の重賞もダブル的中。そして今週も、境氏のプロの眼はすでに「馬券の核となる激走馬」を捉えています。
常識を覆すこの馬を知らずして、今年のCBC賞・レパードステークスは語れません。穴の1頭をぜひ、この機会に!