完全攻略ファイル No.1
【富士S】馬券の鍵は「コース適性」にあり!府中の直線で輝くのはこの馬だ
・マイル王への序章、王者ジャンタルマンタルに死角はないのか?
秋のG1戦線へ向けた重要なステップレース、
富士ステークス(G2・東京芝1600m)。今年もマイルチャンピオンシップを占う上で見逃せない好メンバーが府中に集結した。最大の焦点は、春の安田記念を制し、現役マイル王の座に就いたジャンタルマンタルの始動戦だ。正攻法の競馬で他馬をねじ伏せたあの圧巻の走りは、我々の記憶に新しい。だが、歴戦の強者たちがこのまま黙っているはずがない。秋のマイル戦線の行方を分析していこう。
【有力馬分析】
◎ ジャンタルマンタル
言うまでもなく、今回の主役はこの馬だ。昨春のNHKマイルカップ、そして今年の安田記念と、東京マイルG1を連勝した実績は断然。
特に安田記念では、堂々と先行策から押し切る王者の競馬を見せつけた。今回、59キロの斤量は決して楽ではないが、4歳秋を迎え、さらなる成長が見込める今、この程度の斤量は克服してくれると信じている。
中間も順調そのもの。1週前の追い切りでは、圧巻の動きを披露した。陣営も自信を隠さない。府中のマイルでこの馬に逆らう手はない。絶対的な信頼を置く。
〇 ガイアフォース
本命に真っ向から勝負を挑めるのはこの馬だろう。前走の安田記念では、9番人気という低評価を覆し、ジャンタルマンタルに1馬身半まで迫る2着に好走。東京マイルへの高い適性を示した。
もともとは中距離で活躍していたが、マイル路線に切り替えてからパフォーマンスが安定。展開次第で逆転の可能性は十分にある。勝ち切るための、もう一段上のギアを隠し持っているはずだ。鞍上の横山武史騎手も、気合十分だろう。
▲ ソウルラッシュ
この馬も安田記念で3着と、現役トップマイラーの一角であることを示した。7歳という年齢を感じさせない末脚の鋭さは健在で、どんな展開でも確実に差を詰めてくる安定感は大きな魅力だ。
東京コースは何度も好走している得意舞台。派手さはないが、百戦錬磨の経験値は侮れない。上位2頭が互いを意識しすぎれば、漁夫の利を得る形で突き抜けるシーンも十分に考えられる。馬券には必ず入れておくべき一頭だ。
△ ウンブライル
軽視禁物なのが、この紅一点だ。前走の関越ステークスを快勝し、復調の兆しを見せている。忘れてはいけないのが、2023年のNHKマイルカップで2着に入った実績。
府中のマイルへの適性は証明済みだ。何より55キロの斤量で出走できるのは大きなアドバンテージ。鞍上も名手ルメールを確保し、陣営の勝負気配が伝わってくる。牡馬の強豪相手でも、その切れ味は通用する。
【穴馬の指摘】
☆ ウォーターリヒト
面白い存在として、この馬を挙げておきたい。とにかく東京マイルでのパフォーマンスがいい。全4勝のうち、実に3勝をこの舞台で挙げているコース巧者だ。
前走の中京記念は7着と敗れたが、差は僅かで度外視していい。末脚勝負に賭けるタイプだけに展開の助けは必要だが、ハマった時の破壊力は、ここでも十分に通用する。人気が落ちるであろう今回は、絶好の狙い目となるだろう。
【展開予想】
グリューネグリーンやレイベリングあたりがレースを引っ張るだろうが、極端なハイペースにはならないだろう。平均的な流れで進み、最後の直線での瞬発力勝負になると見る。
ジャンタルマンタルは好位の3、4番手を確保し、絶好の位置で直線を向くはずだ。ガイアフォース、ソウルラッシュは中団で脚を溜め、ウンブライルもその一角から末脚を伸ばす。鍵を握るのは、先行集団を見る形で運べるかどうか。府中の長い直線、各馬の仕掛けどころが勝敗を分ける。
【結論】
秋初戦、そして59キロの斤量。ジャンタルマンタルにとって決して楽な戦いではないだろう。しかし、それを乗り越えてこそ真の王者だ。春に見せた圧倒的なパフォーマンスを信じ、本命に推す。
相手は安田記念で僅差の競馬をしたガイアフォース、ソウルラッシュの2頭が本線。そこに斤量利あるウンブライルと、府中の鬼ウォーターリヒトの食い込みを警戒する。
馬券は◎ - 〇▲△☆の馬連4点で臨みたい。
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