完全攻略ファイル No.2
【毎日王冠】復活か、貫禄か、それとも新星か。府中の主役を徹底分析!
秋のG1戦線へ向けて、実力馬たちが府中のターフに集結した。伝統の一戦・
毎日王冠(G2・東京芝1800m)。ここは単なる前哨戦ではない。スピードとスタミナ、そして一瞬のキレが問われるこの舞台は、本物を見極めるには絶好の試金石だ。今年は、この舞台が好相性の実力馬、復活を期すG1馬、そして勢いに乗る3歳馬と役者が揃って、実に興味深い一戦となりそうだ。早速、各馬の勝負気配を紐解いていこう。
【有力馬分析】
◎ レーベンスティール
この馬の潜在能力はG1級、それは間違いないと思う。昨年のエプソムカップで見せた末脚は圧巻の一言だった。前走のしらさぎSは7着と案外な結果に終わったが、あれは久々のマイル戦で戸惑った面もあったのだろう。
今回は、叩かれた上積みは大きく、何より得意の東京コースに戻るのは最大のプラス材料だ。リアルスティール産駒らしい瞬発力は、府中の長い直線でこそ生きる。陣営もここを目標にきっちり仕上げてきた様子で、追い切りの動きからは復調気配がはっきりと見て取れる。昨秋の輝きを取り戻すには、これ以上ない舞台が整ったと見ている。
〇 チェルヴィニア
昨年の2冠牝馬が、いよいよ復調の兆しを見せている。前走のしらさぎSは2着に敗れたとはいえ、G1馬の片鱗を見せるには十分な内容だった。広い東京コースへの適性は、過去の成績からも折り紙付き。
今回は牡馬相手に56kgの斤量を背負うことになるが、能力で克服可能だろう。木村厩舎の仕上げに抜かりはなく、むしろ前走をステップに状態はさらに上向いているはずだ。女王のプライドを懸けて、府中の主役の座を奪いに来る。
▲ サトノシャイニング
3歳世代の実力馬が、虎視眈々と下剋上を狙う。ダービー4着という実績は伊達じゃない。世代トップクラスと互角に渡り合った能力は、古馬相手でも通用するポテンシャルを秘めている。最大の武器は55キロという斤量だ。
2キロのアドバンテージは、ゴール前の叩き合いで大きな差となる。キズナ産駒で東京コースも問題なく、東スポ杯2歳S、きさらぎ賞で好走していることからも、距離短縮がプラスに働く可能性が高い。若さと勢いを武器に、ここで一気に頂点へ駆け上がっても何ら不思議はない。
△ ホウオウビスケッツ
この馬の粘り強さは侮れない。特に東京コースでは安定した成績を残しており、持ち前の先行力が開幕週の綺麗な馬場で最大限に活かせるだろう。
前走の札幌記念は1番人気を裏切る結果となってしまったが、展開が合わなかったに尽きる。自分の競馬に徹することができれば、そう簡単には止まらない。強力な差し馬たちを封じ込めるだけの持久力は備わっており、展開一つで馬券圏内への食い込みは十分考えられる。
【穴馬】
☆ シルトホルン
面白いのはこの馬だ。派手さはないが、とにかく東京コースの経験値は特筆もの。3勝を含む馬券圏内7回という数字が、その府中巧者ぶりを物語っている。スクリーンヒーロー産駒らしいしぶとさが持ち味で、前々で流れに乗って粘り込むのが勝ちパターン。
今回もホウオウビスケッツを行かせて、絶好の2、3番手を確保できそうだ。人気はそこまで集めないだろうが、このコース経験と適性を考えれば軽視は禁物。高配当の使者となる資格は十分だ。
【展開予想】
レースの主導権を握るのはホウオウビスケッツか。シルトホルンも前を窺い、エルトンバローズも好位につけるだろう。極端なスローペースは考えにくく、平均的な流れでレースは進むと見る。
開幕週の馬場を考えれば前に行った馬に利があるが、府中の長い直線は差し馬たちにとって絶好の腕試しの場。中団で脚を溜めるレーベンスティールやチェルヴィニアが、直線で自慢の末脚を爆発させる展開が目に浮かぶ。勝負の鍵は、仕掛けどころと各馬の瞬発力だ。
【結論】
秋のG1戦線を占う重要な一戦。ポテンシャルとコース適性を重視し、以下の印で勝負する。
◎ レーベンスティール
〇 チェルヴィニア
▲ サトノシャイニング
△ ホウオウビスケッツ
☆ シルトホルン
馬券は◎レーベンスティールからの馬連、3連複を本線としたい。加えて、穴馬シルトホルンを絡めたワイドで好配当を狙うのも一興だろう。府中の杜に、どの馬の蹄音が最も力強く響き渡るのか。実に楽しみな一戦だ。
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