教えてマサカツ先生!
【札幌記念】函館記念は人気薄で激走!元調教師が教える「札幌ご当地馬主」の勝負馬
いよいよ夏競馬も大詰め。今週はサマー2000シリーズ第4戦、
札幌記念(G2、芝2000m)が行われます。
例年と比べてG1馬は桜花賞馬ステレンボッシュのみながら、前走の函館記念をレコードで制し勢いに乗るヴェローチェエラ。昨年の皐月賞2着馬で豪G1コックスプレートに出走登録したコスモキュランダなどが出走を予定していますね。
その中で元調教師の視点から個人的に注目しているのが、前走の函館記念2着時に当コーナーで取り上げた
ハヤテノフクノスケです。
前走時もお伝えしたとおり佐藤範夫オーナーは、北海道を中心に幅広く事業を展開しています。北海道を地盤とするご当地馬主であり、そんな背景もあって同馬は北海道シリーズでは[2-2-0-1]連対率80%と圧倒的な成績を残しています。
繰り返しになりますが北海道にお住いのオーナーは地理的な関係上、なかなか中央開催時は競馬場に来場しにくいのが実情です。特に札幌や函館は夏にしか開催が行われませんし、馬主さんによっては厩舎サイドへ「ここに使ってくれないか?」と要請されるケースも少なくないんです。
また馬主さんゆかりの競馬場で行われる重賞に期待馬が出走するとなれば、ほぼ必ず親戚縁者や友人知人、取引先の関係者などを大勢ともなって来場されます。
もしもこの状況下で惨敗でもすれば、馬主さんに恥をかかせてしまいますからね。必然的に結果が求められますし、ハヤテノフクノスケの6番人気で函館記念2着は決してフロックではありません。文字どおり勝負仕上げを施した必然の結果と言えるでしょう。
それでも元調教師の視点から見れば、あくまで函館記念はここへの前哨戦。オーナーにとって函館以上の大一番となるのが札幌記念ですし、使われた上積みも見込める今回は前走以上の状態で勝ちに来ると断言できます。
ハンデG3から別定G2に替わり相手強化と条件は厳しくなりますが、人気を問わず馬券を抑えておいて損はありません。
PR
シンクタンク
「なぜ、こんなにも当たるのか?」その答えは、元調教師という唯一無二の経歴にあります。
馬をレースに送り出す側の視点を持つ境征勝氏だからこそ、他の誰もが見抜けない陣営の“本音”までをもお見通し。
事実、先週のレパードステークスでは、ヒルノハンブルク(11人気3着)をズバリ。そして今週も、境氏のプロの眼はすでに「馬券の核となる激走馬」を捉えています。
常識を覆すこの馬を知らずして、今年の札幌記念・中京記念は語れません。穴の1頭をぜひ、この機会に!