チューリップ賞 (G3)
信頼度抜群の鞍上がクラシックの舞台へエスコート
この週明けは、ひと足早く春到来を思わせる暖かさとなったが、日曜日から3月に入り、2週目を迎える阪神のメインは桜花賞トライアルのチューリップ賞。
レース名からも「いよいよ春がやってきたな」と感じる方も多いだろう。
近年はフェアリーSやクイーンC、賞金の不安がない馬に至っては阪神JFから桜花賞へ直行というパターンも珍しくなくなり、かつては桜花賞への王道と言われたこのチューリップ賞も、本番への叩き台ではなく、賞金が心許ない馬たちの最終切符をかけた戦いとなってきた。
今年のメンバーを見ても、重賞勝ち馬はおらず、地方から参戦のサキドリトッケンを除く14頭のうち半数以上の10頭が収得賞金400万円の1勝馬。収得賞金1000万円のアランカール、タイセイボーグも、このままでは今後のトライアルの状況次第で桜花賞出走が微妙なラインとなっている。
ここでは阪神JFで1番人気に支持されながら5着と敗れたアランカールに触れてみよう。
新馬戦を4馬身差、続く野路菊Sを3馬身半差で2連勝。その勝ちっぷりの良さから阪神JFでは1番人気に支持されたのだが、スタートこそ五分に出たが、そこから控えて最後方へ。
残り800mあたりから一気ポジションを押し上げ、直線は大外からグングン差を詰めてきたが5着までが精一杯。このレース運びに陣営が不満を持ち、今回は3戦続けて騎乗してきた北村友一騎手から武豊騎手へスイッチしてきた。
武豊騎手とこのチューリップ賞はとにかく相性抜群。過去10年で3勝、2着3回、3着1回。掲示板を外したのがわずか2回。
とりわけ直近の3年は23年が7番人気のモズメイメイで勝ち、24年は5番人気のスウィープフィートで連覇達成。昨年はまたも7番人気のウォーターガーベラで2着と手が付けられない状況となっている。
騎手生活40年目を迎えた武豊騎手だが、まだ桜花賞で騎乗する馬が決まっておらず、ここにかける気持ちは非常に強い。
もちろん結果を出せば、そのままクラシックでもコンビ継続という流れになっていくはずで、レジェンドの手綱捌きから目が離せない!
