完全攻略ファイル No.3

「この馬は切り」を明快選択!人の心を読んで浮上の◎&穴は?



プロフィール

西野龍馬(にしのりょうま)

「我、信ずる道を行くのみ」を予想の信条とし、坂本龍馬を尊敬する若手の競馬記者。

自身が拠点とする関西から「競馬維新」を掲げ、陣営の思惑を見抜く”読心”を中心に、データ等を融合させて予想に新たな新風を吹き込む。

ファンが熱狂できる情熱的で、予想に役立つ情報を発信する。維 (こ) れ新 (あらた) なり!



読心とは…

“何故、そういう行動を取ったのか”と自身が当事者の立場となって、陣営の考えに思いを巡らせること。戦略を読み取ること。言い換えれば『推理』『人読み』。読心こそが龍馬の馬券の極意!
突然ですが、皆様は『何切る問題』ってご存知かな?

麻雀を嗜む方ならお馴染みの「今の持ち点や場況を踏まえて、自分の手牌から“何を切るべきか”を選択する」、それが『何切る問題』である(全く分からない方には申し訳ない)。

何を隠そう、自分も麻雀をそれなりに楽しんでいる身でな。現場の仲間内で集まって卓を囲むこともある。そういう場だからこそ話せるようなネタもあって楽しいもの(笑)。

という話はさておき、今回のマイルCSに限らず、馬券検討とは常に「何を残して何を切るか」が永遠のテーマであり、ファンの皆様が常に悩むところではないだろうか?

そして場の状況から相手の手牌を読んで自身の手を選択していく……まさに“何切る問題”にそっくりだと考えている。そして、自分の場合は、何を切るかの選択に“読心”……すなわち出走させる関係者の心の内を読み解くことに重きを置いているのじゃ。

では早速、マイルCSに切り込んでいこう。大きなテーマは『人気馬、何を切る?』という部分。気になるポイントがあれば、目次をクリックすれば、すぐに読めるぞ。

読心ポイント目次


ポイント1
マイルCSは3歳馬より経験豊富な古馬を狙うべし……何故?

先週のエリザベス女王杯同様、マイルCSも『3歳馬は勝ち切れず』『4歳馬が特に優勢』という傾向がある。過去10年のデータを見てみよう。

■過去10年のマイルCS・年齢別成績
年齢 着度数 勝率 複勝率
3歳(2-1-2-30)5.7%14.3%
4歳(4-5-4-24)10.8%35.1%
5歳(3-3-4-52)4.8%16.1%
6歳(1-1-0-22)4.2%8.3%
7歳以上(0-0-0-17)0.0%0.0%

単純に、キャリアを積んできた4歳以上の馬が経験の差で上回っている……という見方もできるが、個人的にはもうひとつ見逃せないような要素があると考えている。それが『斤量』

6月に入って【3歳馬vs古馬】の直接対決が始まると、各所で「斤量が軽い3歳馬が有利」と言われるじゃろう。それは正しい見方である。距離と時期によって斤量差が変わるルールになっていて、マイル戦の場合は6月の時点で、3歳馬と古馬の間には『3キロ』の差が設定される。そりゃあ、めちゃくちゃ有利!

ところが、この斤量差が9月に入ると『2キロ』になり、さらに11月には『1キロ』となる。つまり、相対的に古馬との斤量差が少なくなることで、3歳馬にとっては超えるべきハードルが高くなるということじゃな。

この斤量のカラクリを踏まえた上で、例えばマイルCS前哨戦・富士S(GⅡ)の結果を見てみよう。10月下旬の開催で、3歳馬と古馬との斤量差は原則『2キロ』。そして結果は下記のようになった。

富士S(GⅡ)は上位3頭の大接戦!
  • 1着:セリフォス(3歳) 斤量54キロ
  • 2着:ソウルラッシュ(4歳) 斤量57キロ
  • 3着:ダノンスコーピオン(3歳) 斤量56キロ

勝ったのはセリフォスだが、3歳馬ということで54キロで出走可能だった。ソウルラッシュはGⅡ勝ち実績があるためプラス1キロ課されて57キロ。そしてダノンスコーピオンも3歳馬ながら、コチラはNHKマイルC勝ちの分でプラス2キロ課されて56キロ。単なる着順だけではなく、そのレースの背景を覚えておく必要があるのじゃ!

なお、先日の天皇賞(秋)では、3歳馬イクイノックスが勝利。しかし、この時は3歳馬と古馬との斤量差は『2キロ』。これが1キロ差なら果たしてパンサラッサを交わせていたか……絶妙なところじゃろう。

というわけで、次の項目からは有力馬を個別に見ていこう。なお、専門分野である関西所属馬をメインでやっていくので、その点はご了承ください。



ポイント2
関西の有力馬4頭から『何切る』問題を実施!

ソダシ
(須貝尚厩舎/吉田隼騎手)

前哨戦の敗戦は痛くも痒くもないが……

ご存知白毛のアイドルホース。一時期の不振を乗り越え、ヴィクトリアマイルは後続に2馬身差の完勝。阪神マイルでは阪神JFや桜花賞の勝ち鞍がある。牡馬相手にはまだGIを勝てていないとはいえ、他レースで勝ち鞍があるだけに特に不安にもならないじゃろう。札幌記念(5着)は距離の壁という敗因があり、府中牝馬S(2着)も1800mであそこまで走れれば上々と言える。今更、近2戦で評価が下がることはない。

気がかりな点を挙げるとすれば、先週のエリザベス女王杯の“外差し決着”。雨中の開催で馬場の内側がかなり荒れた影響は今週にも尾を引くと見られ、そして今週日曜も阪神は雨予報……。血統的には重馬場をこなしても驚けないものの、高速馬場でこそ良さを出してきた馬だけに、未知数な面は少々残る。




セリフォス
(中内田厩舎/D.レーン騎手)

前哨戦勝利も上がり目は薄い!?

GIでの最高着順は朝日杯FSの2着。当時は後のダービー馬(ドウデュース)に屈した。前走・富士Sは待望のGIタイトル獲得へ向け機運が高まる勝利であり、今回は鞍上にD.レーン騎手と勝負度合いは高く映る。

しかし、冒頭でお伝えした通り、斤量面のカラクリを踏まえると本当に強かったと言えるかどうかがひとつのポイント。そして何より、個人的には中内田厩舎の“休み明け2走目”の好走率の低さが気がかりじゃな。

中内田厩舎の
『前走からの間隔別』重賞成績
  • 中3週以下(3-4-2-37)
    勝率6.5% 複勝率19.6%
  • 中4週~中8週(7-6-5-44)
    勝率11.3% 複勝率29.0%
  • 中9週以上(18-8-4-39)
    勝率26.1% 複勝率43.5%

今回は富士Sから中3週で本番を迎えるという、最も怪しいパターンに該当。以前からご覧の方には紹介した通りで、実際に秋華賞でもアートハウス(ローズS勝利→秋華賞5着)が同じケースだった。

誤解を招かないように補足させてもらうが、休み明けから馬をキッチリと造れるということは、それだけ厩舎スタッフや調教師の技術が高いということでもある。他厩舎なら平均80%程度の仕上げになりそうなところを、この厩舎は90%以上に仕上げられるということだろう。ただし、その分だけ“叩いた後のパフォーマンス上昇度が低くなる”という部分に表れているように感じるのじゃ。

元より、中内田厩舎にとって古馬GIを勝てていない点はひとつの大きな壁。。有力馬で“何を切る?”と言われたら、この馬ということになってしまうのう。




ソウルラッシュ
(池江寿厩舎/松山騎手)

この秋は本気度が違う!?

昨年のマイルCS開催時にはまだ1勝クラス在籍だった身。しかし、そこからマイル路線に転じて重賞含む一気の4連勝。安田記念は13着に終わったものの、富士Sは2着としっかり結果を出した。

個人的に、この陣営は『この秋の本気度がモノ凄い!』と考えている。それは“騎手起用”に表れているような気がしてならない。

■マイル転向後の
ソウルラッシュの成績
レース 着順 騎手
1勝クラス戦1着浜中
クリスマスC(2勝クラス)1着浜中
春興S(3勝クラス)1着浜中
マイラーズC(GⅡ)1着浜中
安田記念(GI)13着浜中
富士S(GⅡ)2着松山

ご覧の通り、マイル路線に転じたタイミングと同時に浜中騎手とコンビを組み4連勝。ところが、安田記念はお世辞にも良い騎乗とは言えず、消極的な後方待機策から直線で再三詰まり通し……という、見ている側からすると非常に印象の悪い負け方だった。

とはいえ、秋に入って早々に鞍上を替えてきたのは驚いた。4連勝の立役者であることは間違いなく、乗り慣れた鞍上で秋競馬はリベンジ……となっても不思議ではない。しかも松山騎手は富士Sがテン乗りだから尚更のこと。それでも鞍上をスイッチしてきたことに、陣営の並々ならぬ意気込みを感じるのは自分だけではないだろう。

その初コンビ戦を2着でまとめたとなれば、必然的に本番に向けた期待は高まるというものじゃな!




ダノンスコーピオン
(安田隆厩舎/川田騎手)

富士Sで最も厳しい条件だった馬

富士Sでは三つ巴の争いで3着惜敗。ただし、先述の通り斤量の比較からは一番厳しい立場にあり、自分が陣営の立場なら『上々の滑り出し』と考える。

また、上半期の成績を見ると、休み明けだった共同通信杯で7着完敗。実はこの時に「休み明けで自信を持てる仕上がりではない」というようなムードを個人的には厩舎サイドから感じていた。

恐らく、この馬は叩き良化型。3歳勢特有の斤量面のハンデは前走で克服しており、3歳馬の中ではこの馬を一番手に見たい。川田騎手も様々な選択肢の中から、この馬を選んだフシがある点も見逃せないポイントとなる。


ポイント3
伏兵勢も侮れない!中でも気になるのはセオリー外の3歳馬!?


有力馬の『何切る』の後は、穴馬から何を選ぶかが大事になりそうじゃな。


ダノンザキッド
(安田隆厩舎/北村友騎手)

昨年3着の底力を忘れてはならぬ

ダノンスコーピオンの項目で「川田騎手は様々な選択肢からこの馬を選んだフシがある」と書いたが、もちろんダノンザキッドの方も選べる立場だったろう。同じ馬主・同じ厩舎だからな。個人的には、主戦が選ばなかったという点で相対的に下の評価にはなってしまう。

しかし、コチラも忘れてはならないGIホースである。2歳暮れのホープフルS以来勝ち星は無いが、昨年のマイルCSではグランアレグリア・シュネルマイスターといったGI馬に肉薄しての3着と底力はある。

相変わらずパドックから発汗が目立つ馬で気性面の課題はあるものの、久々に輸送距離の短い関西圏で競馬できる点も含め、今回は強調材料が少なくない印象を受ける。後は、デビュー戦以来のコンビとなる北村友騎手の手綱捌きひとつ。今年夏前に大怪我から復帰後、まだ“ここぞ”の騎乗勘が戻り切っていないように見えるのは心配じゃが……。




ジャスティンカフェ
(安田翔厩舎/福永騎手)

末脚は見劣りせず……問題は天気

毎日王冠ではサリオスから半馬身差の2着と好走。これでキャリア11戦中、7度が上がり最速と末脚比べは魅力タップリ。

実のところ、現場界隈では前々から“難しい馬”。前任者の横山典騎手が丁寧に折り合いを教えてきた成果が今に生きているように感じている。外回りで末脚をフルに生かせる舞台は理想的であり、前走のパフォーマンスが再現できれば今回も穴の資格は十分と考える。

ただし、今週もGI当日は雨予報で……キレ味が削がれる懸念がある。4着に敗れたエプソムCの内容を見るに、馬場悪化の影響で伸びあぐねていた感は否めない。何とか天気が持ってもらいたいところ。




マテンロウオリオン
(昆厩舎/横山典騎手)

斤量の課題を承知で前走の負け方に好感

今回のマイルCSでダノンスコーピオンを上位評価するなら、セットでこの馬も警戒して当然。NHKマイルCでは最後方から追い込んでクビ差2着の好走で負けて強しの内容。前走・スワンS(7着)は横山典騎手の“お家芸”である最後方追走から上がり最速も届かずの負け。

しかし、休み明け初戦の“試運転”としては十分じゃろう。実際、自分も「あくまで叩き台ですよ」というムードはアリアリと感じ取っていた。わざわざ1400m戦を選んだのも、次のマイル戦で追走を楽にする布石だったようではないかな?

当ページの序盤で述べた通り、3歳馬には斤量面の壁がある関係で本来なら多少割引で考えるべき……しかし、それを差し引いても期待したい存在じゃな。

これは余談だけど、毎日王冠からジャスティンカフェに福永騎手が騎乗している点について「何故、横山典騎手じゃなかったんだろう」と疑問に思っていたのじゃが、マイルCSで乗れないことが分かっていた……すなわち『マテンロウオリオンへの騎乗を最初から考えていたから』というのは流石に深読みしすぎだろうかね(笑)。


西野龍馬の結論
読心から買っておきたい馬は?

主力組からは、敢えて前哨戦勝利のセリフォスを切って勝負としよう。本命◎と穴馬は『読心』の末、今回に向けた勝負度合いを読み取って選ばせてもらった。

買いの一手:ソウルラッシュ
富士Sを叩いて“上積みあるのみ”と判断。非情の鞍上チェンジで秋こそGIを!

穴指名:マテンロウオリオン
本来ならセオリーから外れる3歳馬の穴狙い。しかしスワンSの内容とムードを踏まえると押さえたくなるモノ!

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