今年の
府中牝馬ステークスは、条件変更よりもメンバーレベルと展開に注目。
今回の出走馬のうち重賞馬は4頭。
・ラヴェル
・シングザットソング
・ミアネーロ
・エリカヴィータ
ただ、これらの馬の重賞実績は、いずれも牝馬限定や2歳、3歳限定のもの。
古馬や牡馬相手に重賞を勝ったのは、唯一ラヴェルただ1頭だけです。
ラヴァンダやウンブライルなど重賞2着馬も出走してきますが、あと一歩で勝ち切れていない点を考えると、今回抜けているメンバーはいないと考えるのが妥当です。
言い換えると、どの馬にもチャンスがあるということ。そこで、注目したいのがレース展開です。
メンバーを見渡すと、展開はこのような感じになりそうです。
■レース展開予想
・逃げ
アスコルティアーモ
セキトバイースト
・先行
グランスラムアスク
フィールシンパシー
タガノエルピーダ
ラヴァンダ
・差し
ウンブライル
シングザットソング
エリカヴィータ
カナテープ
ラヴェル
ウインエーデル
カニキュル
・追込
ミアネーロ
まずハナを切って逃げるのがアスコルティアーモ。その後にセキトバイーストやタガノエルピーダなど数頭が先行集団を形成する形になりそうです。
先頭に立ちたい馬が複数いるため、ペースとしてはわりと流れそうです。そうなれば、東京コースの広くて長い直線を速い上がりで駆け上がる差し馬が軸としては最適。
中でも、
カナテープには注目しておきたいところです。
東京コースの成績は[4-3-1-1]と抜群の適性。また、7/9レースで全体3位以内の上がり3Fタイムを記録するなど、東京コース向きの末脚を持っています。
前走の初音Sでは道中は後方で待機し、直線で鋭い末脚を使って、後に福島牝馬Sを制するアドマイヤマツリを制して勝利しました。
今回が初の重賞戦となりますが、十二分にチャンスがある1頭だと言えるでしょう。
また、馬券的には、カナテープが差せる展開であれば、カニキュルやミアネーロと言った有力どころはもちろん、シングザットソング、ウンブライルなどの伏兵も鋭い差し脚があるので、一緒におさえておきたいところです。