元教官・蓑田早人の蓑田塾
出世している世代でレースを席巻!
こんばんは。蓑田です。
先週の重賞はジョッキーに関連する話題が多かった。
紫苑Sは西塚洸二騎手が重賞初勝利。
美浦でデビューしたものの色々あって栗東に移籍し、そこで可愛がってもらっていた実質的な所属の藤原英昭厩舎の馬での勝利。喜びもひとしおだろうね。
京成杯AHは木幡巧也騎手が大穴のホウオウラスカーズで5年ぶりの重賞勝利。前回の重賞勝利がダイヤモンドSのミライヘノツバサ(単勝325.5倍)で、重賞初勝利がローズプリンシパル(単勝66.3倍)。
重賞だけではないが、巧也だから動かせるという馬がいるからこそ、一変、思いがけない人気薄での勝利がある。
その京成杯AHで惜しい2着だったドロップオブライトに騎乗していた松若風馬騎手はサマージョッキーズシリーズに優勝した。
松若も皇成や巧也と同じように、競馬学校にいた時から才能を感じていた一人。騎乗停止期間もあったが、またこれを契機に成績を伸ばしていってもらいたいね。
元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【川田将雅】
今週は3日間競馬で3重賞。日曜日は阪神でローズSが行なわれる。
今年は久々にオークス馬カムニャックがローズSに参戦。他にもオークスである程度の競馬をしてきた馬、夏の上がり馬はいるが、やはり1頭抜けた存在と言っていいだろう。
オークス3着のタガノアビー、同じく4着のパラディレーヌが対抗格。この3頭で決まる可能性もあるんじゃないかな。
この3頭はカムニャックに川田将雅騎手、タガノアビーに藤岡佑介騎手、パラディレーヌに丹内祐次騎手がそれぞれ騎乗しているが、この3人は同じ競馬学校の20期生で、私が教えてきた中では一番出世している世代と言っていい。
20期には津村明秀騎手や吉田隼人騎手もいて、津村がテンハッピーローズでG1を勝った時には「次は丹内の番」なんて言われていたね。
丹内はなかなかG1級のお手馬に巡り合えていないが、ローカル、北海道のトップとして今年は年間100勝も見える位置にいる。パラディレーヌも秋華賞が楽しみになる走りを見せてほしいところ。
ちなみに、ローズSに出走する3連勝中の上がり馬ミッキージュエリー。この馬の3連勝が川田→藤岡佑→丹内の騎乗によるものなんだよ。偶然だとは思うが、20期生のリレーで繋いだ3連勝。今回は20期生以来の大豊作という35期生の岩田望来騎手が騎乗する。
月曜日のセントライト記念はミュージアムマイルの復帰に注目が集まるところ。優先出走権の懸かる3着以内という意味では、残りの2枠は混戦になりそうだね。
そして、今週も海外重賞がある。アロヒアリイ、ビザンチンドリームの勝利に続いて、今週は凱旋門賞を目指す日本馬の大将格としてシンエンペラーとクロワデュノールが登場する。勝つのはもちろん、今年こそは凱旋門賞を、と思わせるくらいの走りを期待しているよ。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
阪神1R | ダ1400m | ラブルラウザー | A |
阪神2R | 芝1400m | ダイヤモンドノット | B |
阪神3R | ダ1800m | フランキーバローズ | A |
阪神6R | ダ1800m | ウェイニースー | A |
阪神7R | 芝1600m | マディソンガール | A |
阪神10R | 芝1600m | ハワイアンティアレ | A |
阪神11R | 芝1800m | カムニャック | A |
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競馬セブン
■セントライト記念・データが導き出す好走馬
3つの好走ポイント
1.前走ダービー組
2.前走時の人気に注目
3.前走圧勝馬
前走ダービー組が中心も前々(4番手以内)で競馬をしていた馬は高確率です。
前走ダービー以外の馬で、前走1番人気馬が好成績。また、前走で高いパフォーマンスを示し、圧勝した馬の好走も目立ちます。
3つの好走ポイントに1つでも該当する馬は、人気問わず、好走する可能性十分。過去のデータから導き出された好走馬は超必見です!