境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2012年7月22日]

ダート短距離血統を狙え!

【日曜の穴馬券ネオメソッド】

新潟11RアイビスSD 芝1000m

(5)レオンビスティー

動画で解説 ~3歳上500万下・牝~

動画内では日曜日の中京7Rの狙い馬も紹介しています!

過去10年で牝馬が8勝。単なる偶然ではなく、舞台設定、時期的な問題と斤量が絡んだ根拠のある傾向だと思いますので、なかなか歯向かい辛いところではあります。基本的には牝馬の中から軸馬を決めるというのが、妥当な考え方でしょう。

ただ、それ以上に重要な血統傾向がこのレースには存在します。昨年も、この傾向から導き出したエーブダッチマンを本命にして2着。3着に入った11番人気のアポロフェニックスも強調できましたので、今年も同様の傾向で攻めるべきでしょう。

このレースの大きな血統傾向は、「ダート短距離向きの血統を狙う」ということ。

11年1着エーシンヴァーゴウ 母父サンダーガルチ■
11年2着エーブダッチマン 父アフリート■
11年3着アポロフェニックス 父アフリート■
10年1着ケイティラブ 父スキャン■
10年2着ジェイケイセラヴィ 父スクワートルスクワート■
10年3着マルブツイースター 父サクラバクシンオー×母父ウォーニング▲
09年1着カノヤザクラ 父サクラバクシンオー×母父ウッドマン■
09年2着アポロドルチェ 父オフィサー▲×母父サマースコール◎
08年1着カノヤザクラ 父サクラバクシンオー×母父ウッドマン
08年3着アポロドルチェ 父オフィサー▲×母父サマースコール◎
07年1着サンアディユ 父フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)
07年2着ナカヤマパラダイス 父パラダイスクリーク▼×母父マウンテンキャット◎
06年1着サチノスイーティー 父カリスタグローリ▼×母父アフリート■


■=ミスプロ系 ▲=マンノウォー系 ◎=ストームバード系 ▼=ネヴァーベンド系

このように、このレースで好走している血統は、ミスプロ系を筆頭に、ダート短距離に強いものばかり。直線的なスピードはもちろん、それを支える前向きな気性、これが直線競馬で活きるという寸法です。
このレースに限らず、直線1000m戦では前走でダート短距離を使っていた馬や、過去にダートで好走経験のある馬が穴を開けるケースが頻発します。このことからも、直線競馬の特性とダート短距離の特性が近いことは証明されています。

ちなみに、サクラバクシンオー産駒も相性が良いですね。連覇を果たしたカノヤザクラはもちろん、06年には2~4着にズラリと同血統が並んだことがありました。バクシンオー産駒はダート短距離向きとは言えませんが、その直線的なスピード能力と気性の前向きさは周知の事実。やはり、同じこの条件に対する適性を持っていると考えていいと思います。

さて、今年のメンバーを見渡します。先述カノヤザクラを筆頭に、カルストンライトオ、アポロドルチェといった馬達が、複数回馬券に絡んでいる、いわゆるリピーター色の強いレース。極めて特殊な条件ですから、それだけ巧者が生まれやすく、その結果として同じ馬が何度も好走するという図式が成り立つことは容易に想像できます。昨年の覇者エーシンヴァーゴウ、牝馬であるということも含めて、まずこれは上位評価必須の存在と考えておくべきです。

しかし、それを上回る魅力を持つ1頭が5.レオンビスティーです。
父サクラバクシンオーに関しては先ほど指摘したとおり。そして、何より強調できるのが母父タバスコキャット、コレなんですね。Nダンサー系の中でも屈指のダート型として知られるストームバード系に属するこの馬ですが、このストームバード系というのが、このレースにおける隠れた好相性系統。過去には、ナカヤマパラダイス(母父マウンテンキャット)、アポロドルチェ(母父サマースコール)といったところを馬券圏内に送り込んでいます。開催時期も馬場傾向も全然違うので直接参考にはなりませんが、02年2着のブレイクタイムも母父がこの系統でした。ダート的な要素が要求されるレースですから、この系統がやたらと馬券になるという傾向も納得、素直に受け入れて問題ないでしょう。
5.レオンビスティー自身、これが初めての直線競馬出走となりますが、裏を返せば、直線競馬に対するとてつもない適性を隠している可能性がまだ存在するということ。絶対王者的存在を負かす馬を探すというスタンスからすれば、こういった“未知の魅力”に賭けるのが得策、伸び代のある3歳馬の上昇度を支持します。

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『人気沸騰』『話題騒然』今、最も注目されている新進気鋭の実力派予想家【境和樹】の穴の単複1点勝負。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」

境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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