まだ2月やというのに、世間はなんや慌ただしいのぉ。それにしても、今の競馬場は静かになりすぎやないか。昔はもっとこう、殺伐とした中にも熱気があったもんや。
ワシが若い頃、淀や仁川のスタンド言うたら、そらもう「野次」の博覧会やった。「そのままぁ!」とか「差せぇ!」なんて可愛いもんで、「おい●●(騎手名)、昨日の酒が残っとんのか!」とか、ここで書けんような罵声が飛び交うとったわ。それがまた、レースのスパイスになっとったんじゃ。
そんな寒空の下、震える手で握りしめるんが「ワンカップの安酒」や。あのガラスのコップを片手に持って、地べたに置いた新聞に赤鉛筆を走らせる。アルコールで腹の底からカッと熱くなって、喉が焼けるような感覚。あれがあってこそ、冬の競馬場に来たっちゅう実感が湧いたもんや。今の若いモンはスマホばっかり見よるが、競馬場の空気は肌で感じるもんやで。
今週の眼 クイーンC (G3)
さて、今週はクイーンカップ(G3)やな。東京の芝1600m、3歳牝馬の戦いや。
最近の予想家連中は、やれラップタイムだ、やれAI指数だのと、数字ばっかり追いかけよる。デジタルの画面とにらめっこして、馬のケツ追っかけて何が楽しいんや。競馬いうんはな、もっとドロ臭い「運」と「綾」の勝負なんじゃ。
ワシの流儀は一つ。「馬を見るな、枠を見ろ」。これに尽きる。
馬連も3連単もなかった時代、ワシらはこの「枠」という運命共同体に一喜一憂したもんや。8つの枠の中に、展開の妙も、騎手の思惑も、すべてが凝縮されとる。特に今回のような若駒の牝馬戦なんてのは、馬の能力以前に、当日の気配や枠の並びでどうにでも転ぶ。
人気馬が飛んでも、同枠の穴馬が突っ込んでくれば当たり。この「相乗り」の妙味こそが、枠連の醍醐味であり、最強の「保険」なんじゃ。令和の時代になっても、この心理は変わらん。データなんぞ捨てて、枠の引力を信じてみんかい。
【最終結論】
買い目はこうじゃ。
クイーンC (G3)
ここんところ、すっきりと配当にありつけんかったが、先週の東京新聞杯はええ塩梅やったな。馬連が2410円に対して、枠連が2220円。これぞ枠連っちゅう美味しい配当にありつけたわ。こういうことがあるから、ワシゃ枠連が止められんのや。
ワシの流儀は「馬を見るな、枠を見ろ」。今週もガンガン飛ばしていくで!クイーンCの本命は…ズバリ、5枠や。
ここにはギャラボーグが入ったな。1番人気かもしれんし、この馬があっさりと決めてしまうかもしれん。能力は認める。しかし!このレースは3歳牝馬のレースや。ゲートを出てみるまで何が起こるか分からん。出遅れ、不利、気性難…若馬にはつきもんや。
そんな時の「保険」が、同枠におるミツカネベネラや。アルテミスS2着の実績は伊達やないで。人気馬がコケても、もう一頭の実力馬が救ってくれる。これこそが枠連の「業」であり、ワシがこの枠を選んだ理由じゃ。
相手は絞らず、5枠からの総流し(全通り) で勝負!どっから何が飛んできても、5枠のどっちかが絡めばワシの勝ちや。ガハハ!
編集後記 ~ピュアな心で~
ふぅ、一仕事終えた後の煙草は格別じゃな。
そういや、プロ野球のキャンプが始まってもう2週間か。贔屓チームの新戦力がどうなるんか、毎年この時期はワクワクさせられるわ。スポーツ紙の隅っこまで読んでまうな。
一方で、日本の政治はどうなるんやろなぁ。ニュースを見とるとため息が出るわ。競馬の予想よりよっぽど難解で、先が見えん。ま、ワシらにできることは、目の前のレースを楽しみ、美味い酒を飲むことぐらいか。ほな、週末の健闘を祈っとるで。
