うまスクエア

馬券情報・最前線(栗東編)

関西の事情通が思惑の真相に迫る！

今週から2月に入り、早くもクラシックへ向けて注目のステップレースが行われる。

日曜日には重賞きさらぎ賞が行われるが、土曜日にも牝馬限定の準重賞エルフィンステークスという注目の一戦が組まれている。

桜花賞トライアルでは無いものの、ここを勝って賞金加算できればゆったりとしたローテーションを組めるというメリットがある。

実際、一昨年にはデアリングタクトがここを勝って桜花賞を制し、その後3冠馬にまで登り詰め、それ以前にもマルセリーナやレッドディザイアなど、クラシック戦線の主役を演じて来た。

今年も、同じような意味合いでここへ挑んできている陣営が存在する。

シンシアウィッシュ。

夏の新潟でデビューし、レースでは中団から直線外目を豪快に伸びて差し切り快勝。

2戦目アルテミスステークスでは、武豊騎手が手綱を取り4着だったが、上位人気馬をマークしながらのレースで内容は決して悪くなかった。

続く自己条件の白菊賞は1番人気に推されたものの5着に敗退。

ただこれにはれっきとした敗因がある。

まず、メンコを着用したのだが、これが逆効果だったようでスタートから全く進んでいかず位置取りが悪くなってしまった。

さらに初めての右回りが影響してか、コーナーを逆手前で回ってしまい4コーナーは大外に膨れるロスもあった。

全く力を出せず終わってしまったレースで度外視していい。

その後、阪神ジュベナイルフィリーズに登録したが抽選除外になり、普通はどこかを使うところだが、春のクラシック戦線を見据えて、早くからこのエルフィンステークスを目標に放牧に出し立て直しを図られた。

今回は左回り、少なくとも前走の様なことは無い。

鞍上には、武豊騎手にも打診したが、桜花賞でも乗れるかどうかは、武豊騎手ほどの人気ジョッキーではこの早い段階には分からず、新馬戦で手綱を取り、桜花賞でも乗れる菅原明良騎手で決まった。

そう、まだ桜花賞に出走できるかどうかわからないにも関わらず「桜花賞でも乗れる騎手」を起用する辺りにも、その期待の高さがうかがえるというもの。

菅原明良騎手としても、大手オーナーからの大事な依頼で、是が非でもここで結果を出して信頼関係を築いておきたいところ。

このシンシアウィッシュの走り、注目してみたい。

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