馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
フェブラリーステークス
渾身騎乗で恩返し!
今年のJRAG1第一弾、今週は
フェブラリーステークスが行われる。
昨秋のチャンピオンズカップの優勝馬テーオーケインズはサウジカップへ、2着チュウワウィザードは川崎記念をステップにドバイワールドカップへと、上位2頭が海外遠征で使わず、3着だったアナザートゥルースは出走意志があったものの賞金除外となってしまった。
もとより、クリソベリルやゴールドドリーム・モズアスコットなどダート戦線の超一線級が2020年末にこぞって居なくなってしまい、ここのところのダート戦線のレベルが少し落ちている中で、直近のJRAG1の上位3頭が出走せず、特別勢いのある上り馬も見当たらないここは、さらに混沌としたメンバー構成になったと言えるだろう。
そんな中だからこそ…
交流G1の勝ち鞍はあるものの、JRAG1はもう少しのところで届いていない
サンライズノヴァにもチャンスが回ってきているのではないだろうか。
明けて8歳となるものの昨秋はJBCスプリント2着、そしてチャンピオンズカップでも5着と、まだまだそこまで衰えも感じない走りをしている。そのチャンピオンズカップの上位3頭が出走しないのだから、必然的にチャンスと言える状況。
まして、唯一のG1級勝ちが左回りダート1600mの南部杯、そして東京ダート1600mでは、ユニコーンステークス、武蔵野ステークス2勝と、中京ダート1800mよりも断然実績あるコースだ。
鞍上は
松若騎手。この馬で重賞を勝ってはいるものの、ここぞの時に乗り替わっていたりと、本人としては悔しい思いをしているようだ。
この松若騎手、音無厩舎所属でデビューし今年が9年目、自厩舎でもこのサンライズノヴァをはじめダンビュライト・アメリカズカップ、そして繰り上がりとは言え初G1制覇となったモズスーパーフレアと数々の重賞勝ちを収めて来た。
その所属厩舎から、2月21日付けでフリーとなる。
もちろん、今後も厩舎の調教を手伝ったりはするものの、このフェブラリーステークスのサンライズノヴァが、所属として最後の騎乗となる。
最後の最後がG1の舞台、これまでの悔しい思いと、師への恩返しも踏まえここは本当に力の入るところ。
今年のメンバーならチャンスはある。松若騎手の渾身騎乗で激走するサンライズノヴァの姿をぜひ見てみたい!
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