今年で節目の20回を迎える春のマイル女王決定戦・
ヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)。
過去の勝ち馬を見ると、ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネ、アーモンドアイ、グランアレグリア、ソダシといった名牝がズラリ。
我らが大魔神・佐々木主浩オーナーのヴィルシーナも2013、14年と連覇を達成し、その歴史に名を刻んでいます。
一方で、昨年は単勝オッズ208.6倍、14番人気の超伏兵テンハッピーローズが勝ち、デビュー21年のベテラン・津村明秀騎手にとっても悲願のG1初制覇を達成。超高配当の驚きと感動に包まれたのは記憶に新しいところです。
先週のNHKマイルカップで、12番人気のチェルビアット(【NHKマイルC】素質はここでも互角!意外性たっぷりの穴馬を狙い撃ち)をピックアップした当欄としては、今年もテンハッピーローズに続く大物をゲットしたいところです。
今年は総じて4歳馬のレベルが高いと言われていますが、このレースにおける過去5年は4歳馬1勝、5歳馬3勝、6歳馬1勝。そこで狙ってみたいのは、5歳馬の
アリスヴェリテです。
昨年のマーメイドステークスを鮮やかに逃げ切って重賞初制覇。斤量が50キロという軽ハンデではあったものの、2勝クラスを勝ったばかりの身で格上挑戦での見事な勝利でした。
もっとも、2歳時にはアルテミスステークスで後の3冠牝馬リバティアイランドにクビ差の3着と好走。その後もリステッドのスイートピーステークスで2着。条件クラスでは堅実は走りを続けていて、マーメイドステークスが4番人気という悪くない評価でした。
次走の新潟記念10着、2走前の小倉牝馬ステークスは16着と、らしくない成績もあるのですが、3走前はG1のブリーダーズカップディスタフに挑戦。初めてのダート戦ながら4着と大健闘。前走の福島牝馬ステークスでは4着と小倉牝馬ステークス16着から一気の反撃を見せ、能力の高さはここに入ってもヒケは取りません。
手綱をとるのは大一番で無類の勝負強さを見せる池添謙一騎手。前日正午の時点で単勝16番人気と全く人気はありませんが軽視は絶対に禁物です!