東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2021年03月27日]

【高松宮記念】狙いは若い馬の成長力!

幸いなことに、10階建てマンションの最上階にあるわが家の南側ヴェランダから、富士山がよく見える。ところが、最近の報道では、噴火被害の予測地図が17年ぶり改定されたという。宝永大噴火(1707年)以来、あの美しい形状は変わっていないのだろうが、また大噴火があれば、どうなることやら。できれば自分の存命中は、このままでいて欲しいと勝手に思っている。

ところで、このご時世に、JRAの売り上げは3兆円を超えた超優良産業なのに、そこへ大噴火も消えそうな冷や水の浴びせる大事変が競馬界を直撃した。騎手や厩舎関係者の一部にコロナ禍の持続化給付金の不適切受給が判明し、世間を騒がせている。もちろん、9割以上の関係者は疑惑をもたれる筋合いはないのだが、裏では馬主の税理士が受給を指南していたというから驚きである。

しかし、この出来事の深層を推測すれば、考えさせられることもある。というのも、人生は「運」に左右されることも少なくないが、競馬の世界ほど「運」が影響する産業はないのではないだろうか。優良な馬に恵まれれば、それに携わった人々には大金が入る。その逆に、不運であれば、いっこうにその気配がない。自分を悲運だと思う人々にすれば、不適切受給という自覚もないままで貰うことになる。その心理の奥底には八百長レースを生みだしかねない危険が潜んでいるのだ。競馬関係者は心を引き締め、襟を正してもらいたいと祈るのみ。われわれ競馬ファンとしては、的中馬券??持続化給付金の恩恵にあずかりたいものだ。

居酒屋「青夷」の競馬常連組は、G1シリーズの開幕とあって燃えに燃えている。口撃機関銃ヤマは、筋肉量豊富でありながら繊細な⑮マルターズディオサを本命に、相手本線は⑯レシステンシアを狙い、馬連・3連複・3連単で行くらしい。ギャンブル狂師ミノ先生は、休養明けの鉄砲5戦4勝の⑭ダノンスマッシュが軸という、穴党専科のマスターは、このレースはアドマイヤムーン産駒と相性がいいとやらで、⑫セイウンコウセイを狙うという。8歳の高齢馬だと軽視すると痛い目に遇うとご忠告。それに内枠③ライトオンキューは単勝で狙えるとも。熟女馬券師ワフさんは、例によってマンハッタンカフェ産駒の②レッドアンシェルの単複とワイド総流しだと意気込んでいらっしゃる。

ルメールが騎乗しないG1レースなんて、ドバイにでも行っているのか、と思っていたら。中山のマーチSに参戦するらしい。そもそも小回り中京の短距離G1いうのは、紛れが多くて検討しづらい。ここは、4歳の若い馬の成長力に期待して、⑩ラウダシオン⑮マルターズディオサを狙ってみる。なんとも見識のない予想だが、まあいいだろう。

深夜には、ドバイでG1の4レースがあり、馬券も発売されるから、余力はそこで使う。


高松宮記念

⑩-⑮ ワイド1点で勝負する

⑩⑮の2頭軸で3連複総流し16点で遊ぶ


オススメ!
高松宮記念(G1)攻略パック・馬券データ・キーパーソン・追い切りから浮上する◎○▲最終結論はこれだ!

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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