東大名誉教授が射抜くワイド1点

[2025年11月16日]

【エリザベス女王杯】枯葉ならぬ晩秋の華を咲かせてもらいたい!

11月2日(米時間1日)の2大イベントは、低迷しがちな日本人にとってまことに晴れがましい出来事だった。もちろんワールド・シリーズの7戦目、しかも延長戦になって1点先取したドジャースの山本由伸投手がきわどく追いつめられながら逃げ切ったのだから、手に汗握る接戦とはまさしくこんな試合だろう。史上最高の試合と言う声もあるほど。

もちろんドジャースには大谷も佐々木もいるのだから、世界一のチームの中核に日本人が3人もいるのは20世紀の日本人には信じがたいことである。その上、その数時間前には、ダート競馬主流のアメリカで、最高峰のレースといわれるBCクラシックを日本馬のフォーエバーヤングが制したのだから、第二次世界大戦の戦勝国アメリカに大打撃をくらわしたというほど痛快な1日だった。

ともあれ、エリザベス女王杯の明日をむかえ、苛酷な手術を経験しながら、口撃機関銃ヤマさんは律儀に予想を届けてくれたのだから、ありがたい。本命は人気薄ながら⑫ライラックを狙うらしい。前走アイルランドTでの最後の末脚のもの凄さが忘れられないという。相手本線はもちろん⑦レガレイラと⑬ココナッツブラウンで、単勝・馬連・3連複・3連単でいくらしい。

ギャンブル狂師ミノ先生は、昨年の同レースで猛女レガレイラに先着した③シンリョクカを狙って、複勝とワイド総流しでいくらしい。元店主のジュンさんは閉店して時間を持て余し穴馬狙いに徹したせいか、人気薄⑧ヴェルミセルに注目するらしい。牡馬相手に善戦してきたから牝馬相手なら一発があるかもと虎視眈々。単勝・馬連・ワイドでいくらしい。

さてさて、春クラシックの桜花賞馬もオークス馬も出走しないなら、両レースとも掲示板にのった⑯リンクスティップで充分勝負になる。相手はまともなら圧勝もある⑦レガレイラ以外に浮かばない。兄ミルコが一時帰国中で弟クリスチャンも助言がもらえそうで⑯の鞍上も気合がのるはず。枯葉ならぬ晩秋の華を咲かせてもらいたいものだ。


エリザベス女王杯
⑦-⑯ ワイド1点で勝負する
⑦-⑯ 2頭軸の3連複総流しで遊ぶ

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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