東大名誉教授が射抜くワイド1点

[2025年10月26日]

【菊花賞】血統重視で狙ってみたいのは…!?

騎手の好みで言えば、川田騎手は好きなタイプである。人間関係に深入りしないでさばさばしているのが好感がもてる。とはいえ、こと馬券となると、同騎手と私の馬券はきわめて悪い。私が川田騎乗の馬を買うと馬券にからまないし、買わないと来るのだから、どうしようもない。それでも、先週の菊花賞では断トツ一番人気の⑰カムニャックに騎乗していたから、相性の悪いことは百も承知でワイト1点勝負の1頭に選んだばかり、まさかの16着に沈んだ。騎手も調教師も原因不明というから、ここまで相性が悪いと、もはや手の付けようもない。

無事に消化器系のガンを終えたらしい口撃機関銃のヤマさんだが、不自由な病床からも馬券予想を送ってくれる根性には頭が下がる。今なお水が飲めないのが辛そうで気の毒でならないが、その分、予想の真剣さが注目される。いぜんから狙いつづけている⑤ジョバンニがここも本命らしい。相手本線は、⑮エリキング、⑦ショウヘイ、⑨エネルジコと人気サイドで、馬連・3連複・3連単でいくという。

ギャンブル狂師ミノ先生は、⑨エネル事故などと親父ギャグで縁起をかつぎ、あくまで素直に前走神戸新聞杯の勝利を信じて⑮エリキングで勝負するらしい。馬連・3連複など少数精鋭で絞って狙うという。

元店主のジュンさんは、TVドラマの「ロイヤルファミリー」を見ているらしく、ドラマ中の翔平という男の子にあやかって⑦ショウヘイがサイン馬券の鉄板だとおっしゃる。俳優デヴューした戸崎騎手が上手く乗りこなして気をよくしている戸崎騎手にもあやかって人気薄②アマキヒにも注目しているらしい。鉄板⑦から上位馬へ馬連・ワイドで狙うという。

さて、こちとら川田騎手との馬券相性の悪さにはほとほと嫌気がさしており、ここは血統重視でキタサンブラック産駒を狙ってみたい。3頭いるが、③、④、⑧のなかから長距離を乗りこなせる古参騎手に信頼して横典騎乗の④ヤマニンプークリエを狙ってみる。もう1頭は、種牡馬サートゥルナーリアの母シーザリオを熱愛したこともあり、孫の活躍にもことさら気分はのる。Wシリーズ活躍への応援気分もあって⑦ショウヘイにはなんとか頑張ってもらいたい。⑦が勝てば,初戦は惨敗したが、この後は立て直してドジャーズ様に楽勝してほしいものだ。


菊花賞
④-⑦ ワイド1点で勝負する
④-⑦ 2頭軸の3連複総流し16点で遊ぶ

コチラも注目
【菊花賞】荒れろ荒れろ荒れろぉ~っ!

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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