東大名誉教授が射抜くワイド1点

[2025年10月5日]

【凱旋門賞】もう1つの悲願実現へ!今年こそその瞬間が見られるか!?

このところ待ち望まれた出来事がおこって、人々を和ませている。一つはマーくん、こと田中将大投手が日米通算200勝の期待をもたせながら、やっと最後の1勝が決まったこと、もう一つは三浦皇成騎手が新人として華々しくデヴューして苦節十八年、すでに1000勝以上の実績をあげながら、JRAのG1レースは未勝利だったのに、スプリンターズSでやっと勝てたこと。お目出度つづきで、もう一つわれわれの悲願が実現しないかと待ち望んでおり、今年こそその瞬間が見られるのではないか、という希望がある。

日本人競馬ファンの悲願とも言える凱旋門賞が明日5日、パリロンシャン競馬場でおこなわれる。出走馬17頭(1頭出走取消し)中に3頭も日本馬が参戦するから、期待はますます高まる。天皇賞(春)2着馬の⑥ビザンチンドリーム、ダービー優勝馬の⑮クロワデュノール、新星の魅力をひめた⑯アロヒアリイといずれも前哨戦を勝って調子はいいらしい。古馬の牡馬59.5キロ、牝馬58キロ、3歳馬はそれぞれ3キロ減で走る。

ヨーロッパ勢は古馬牝馬の⑩アヴァンチュール、⑨カルパナ、3歳牝馬の⑰ミニーホーク、⑱ゲゾラが人気で、古馬牡馬の④ソジーと⑤ロスアンゼルスはやや人気を落としているらしい。

こうなったら、つべこべ理屈をこねず一番勝ってもらいたい馬に賭けるのがいいだろう。昨年のクラシック戦線から追いつづけた⑥ビザンチンドリームが大外追込みの一辺倒だったのに、このところ馬群を割って鋭い末脚を見せている。もう1頭は今年の英競馬の最高峰Kジョージで60キロを背負って2着に惜敗した⑨カルパナを見捨てるわけにはいかない。

馬券はともかく、今年は日本馬にもチャンスがありそうで、ぜひとも3頭のいずれかが勝ってくれることをひたすら祈っている。


凱旋門賞
⑥-⑨ ワイド1点で勝負する
⑥-⑨ 2頭軸の3連複で、軽量の3歳馬⑪~⑱の8頭に流す

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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