うまスクエア

昨年までは安田記念の翌週、春の東京開催最後の芝の重賞だったエプソムカップ(東京・芝1800m)は、今年からおよそ1カ月前倒しとなってNHKマイルカップの前日へお引越し。

近年は毎日王冠との結びつきが強いレースとして知られていますが、この日程変更で中4週で挑める宝塚記念はもちろん、馬の状態次第では中3週の安田記念への参戦も可能。今後の出走馬のレベルアップにも注目です。

新たな立ち位置で迎える今年のエプソムカップで注目したいのは、デビットバローズです。

戦績を見るとまだ重賞での連対経験はありませんが、デビュー4戦目に未勝利戦を勝ち、トントン拍子で3連勝。準オープンを2戦でクリアし、オープン入り後も2着3回の実績を積み、前走の大阪城ステークスを快勝。順調なステップを刻んでいるといっていいでしょう。

クローズアップしたいのは直近の2走。3走前の函館記念16着のあと去勢手術を行い、じっくりと間隔を開けて復帰戦となったのが2走前の洛陽ステークス。

初めてのマイル戦でNHKマイルカップ3着、今年の京都金杯や先日の京王杯スプリングカップでも3着となったロジリオンに続く2着と好走。

前走の大阪城ステークスは、ややメンバーに恵まれた感はあるも、絶好のスタートからスッと好位の外に控えて前を見る形。抜群の手応えで直線に入ると後続を全く寄せ付けない横綱相撲。まさに本格化を告げる強さでした。

6歳春を迎えましたが、長い休養もあってキャリアはまだ15戦。前走の勝ちっぷりからも、まだまだ伸びしろはありそうですし、距離は前走と同じ1800m。この充実ぶりであれば相手強化も何のそのでしょう。

当然G1参戦も視野に入っているはずで、更にひと皮剥けたレースに期待です！