うまスクエア

馬券情報・最前線(栗東編)

関西の事情通が思惑の真相に迫る！

5週連続東京G1、最終週は安田記念だったが、今年は除外馬の出るフルゲートのレースだった。

降級制度のあった頃には、4歳馬がこの安田記念週から収得賞金が半分になってしまい、重賞勝ちがあっても除外になっていたりもした。そして、その面々が1週スライドしてエプソムカップに参戦してくることも多かった。

ゆえにこのエプソムカップが「断念安田記念」と言われることもあった。

今年は、安田記念を除外になったジャスティンカフェとタイムトゥヘヴンが1週スライドして参戦、そして昨年のエプソムカップの勝ち馬ザダルも、その後マイル重賞を勝っているだけに本来なら安田記念に出走したかったところだろう。

その3頭にしてみれれば、やはりここは「断念安田記念」という事になる。

上位人気に推されることもあり注目ではあるが…

さらに注目してみたいのが…

前走準オープンを勝ったばかりで昇級戦、初重賞挑戦とはなるものの、その経緯からヤマニンサンパには注目してみたい。

デビューは昨年6月6日と丁度1年ほど前、未勝利を勝つのにも4戦を要し、2勝目を挙げるにも時間が掛かった。

しかし、今年の2月に休み明けで2勝目を挙げると、次走は1クラス飛ばしの格上挑戦で見事勝利を上げオープン入りを果たし、成長した姿を魅せた。

確かに、ハンデ戦でもあり斤量面の有利さはあったものの、後方追走から直線では前がふさがりながらも、進路が開くとスパッとアッサリ抜け出し、突き抜けて勝利を飾った。

鞍上の川田騎手の感触も良く、「まだまだもっといい競馬ができる」とかなりの手応えを感じたそうだ。

ワンターンの阪神外回り芝1800で2連勝、初勝利もワンターン新潟外回り1800mということで、同じワンターンの芝1800mのこのレースが選択され、前走が初めての騎乗だった川田騎手も、いい感触を得たことで連続騎乗を決め、この馬のために東京遠征を決めた。

昇級初戦で初重賞挑戦、しかもその前走が格上挑戦で飛び級制覇だっただけに、わずか2戦で一気の相手強化には間違いないが、未知の魅力がある事も確か。何より、鞍上の川田騎手が好感触を得ているのだからそれだけでも注目になる。

人気は無いとは思うがぜひ注目してみたい。


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