馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
阪神大賞典
関係修復のためにも…
今週日曜日は、中山で皐月賞トライアルのG2スプリングステークスが行われるが、一方で阪神でも、春の天皇賞へ向けた重要なステップレースとなるG2
阪神大賞典が行われる。
注目はやはり、昨年のこのレースの勝ち馬
ディープボンドだろう。
その昨年は、道悪の恩恵があったにしても、2着に5馬身差を着ける圧勝劇。
その後、天皇賞でも僅差の2着と現役トップクラスのステイヤーであることを証明して見せた。
秋はフランス遠征しフォア賞を勝利。凱旋門賞は残念な結果だったが、その後の有馬記念では、当時のこのコーナーでもお伝えした通り、クロノジェネシスとは逆に、あの極悪馬場を走った事でさらに逞しくなり、走りも沈み込むようになったという話通り、勝ち馬に迫るコンマ1秒差の2着と、5番人気に甘んじていたものの現役トップクラスである事を改めて見せつけた。
鞍上の
和田騎手も、その有馬記念当時に調教で半年振りに跨がり、その成長を感じていた。
今回ももちろん期待は高く力が入っている。
そして今回は、さらに力の入る理由がある。
その理由は…
正月競馬の京成杯でテンダンスに騎乗していた和田騎手。2番人気に推されていたものの5着に敗れてしまった。
1コーナーを回る時には勝ち馬と同じようなポジションにいたものの、その後のポジション、仕掛けどころ、コース取り全てが影響したような敗戦。その結果、次走では乗り替わりとなってしまった。(次走鞍上ルメールで自己条件を快勝している)
そのことがきっかけになっているのか、ノースヒルズ関係馬からの依頼は減り、それまでに決まっていた馬には騎乗していたものの、カデナを最後にノースヒルズ関係馬の騎乗は無くなっている。
それがゆえに、関係修復のためにも勝たなくてはいけないレースと言えるだろう。
春の天皇賞へ向けて始動するディープボンドの走りが注目ではあるが、その和田騎手の心中を察すると、より応援したくなる。
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