馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
高松宮記念
それでもまだ人気の盲点
G1馬は3頭のみの今年の
高松宮記念。しかもその3頭全てG1を勝ったのはマイル戦。因みに過去10年でスプリントG1馬の出走のない年は無い。
そんな今年のメンバーなら、G1実績の無い馬でもチャンスはありそうだ。
注目してみたいのは…
昨年の4着馬
トゥラヴェスーラだ。
前走の阪急杯は9カ月半ぶりの一戦、しかも鼻出血明けとあってしっかり攻めきれない中での仕上がり。レース当日の馬体重もプラス22キロと、戻した分を考えても余裕があるように感じた。
まして、左回りの方が手前を替えるのがスムーズな馬で、右回りは若干パフォーマンスが落ちるところがある。
そんな中で、道中は後方待機、直線は最内を突きグイグイ伸びて勝ち馬に迫る2着と好走して見せた。
最後に交わせなかったのは、休み明けと右回りのぶんだろう。ただ前哨戦としては十分の内容で、昨年に比べればいい流れで本番を迎えている。
実際、使った後は状態を上げてきており、筋肉の張り、そして毛ヅヤも良くなり、前走時に比べ今回は自信を持って送り出せるとのこと。
まして今回は左回り、そして淀短距離ステークスを勝ち、昨年の高松宮記念4着の中京芝1200m、さらに昨年の勝ち馬ダノンスマッシュと3着インディチャンプが今年はいないのだからよりチャンスと言えるだろう。
管理する高橋康之厩舎は、開業11年目ながらまだ重賞勝ちは無いが、厩舎の初重賞制覇がG1になる可能性は十分にある。
師自身、ジョッキー時代は天下の池江泰郎厩舎所属で数多くの名馬の背中を知る。G1を勝つ馬を間近で見てきた経験があるだけに、今回は本当にチャンスと思えるのだろう。
昨年よりは人気にはなると思うが、それでもまだ盲点の存在。このトゥラヴェスーラ、注目してみたくなる!
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