東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2018年06月02日]

【安田記念】21世紀最高のマイラー産駒に賭ける!

ダービーの日、作家の浅田次郎さんに「早稲田も定年退職で完全に自由な身になりました」と挨拶したところ、「それじゃこれから競馬ひとすじですね」とからかわれた。

作家の三浦しをんさんは私と同じテーブルで観戦し、究極の残念馬券。狙った⑭エタリオウの単勝を見せたので「単勝はどだい無理だから複勝も買い足したら」と忠告したら買ってきた。じつはこのとき間違って⑦コズミックフォースの単勝も買っていたのだが、まるで気がないから私に見せもしなかった。ところが、複勝を買い足さなかった⑦が3着で、単複を買った⑭が4着に、しかもハナ差なのだ。複勝の配当3840円だから、もう自分の馬券以上に悔しかったですよ。

ダービーが終わると例年のことだが虚脱状態になる。とくに、なにがなんでもワグネリアンと叫んでいた居酒屋「青夷」のマスターは、勝利の美酒の後に燃え尽きてしまい、気合が入らないらしい。それでも、安田記念との相性がいい田辺騎乗の⑨レッドファルクスを狙うとか。ギャンブル狂師ミノ先生もダービー勝者の幸運馬券に相乗りするという。マンハッタンカフェ命の熟女馬券師ワフさんは、同馬産駒が出走しないのでディープインパクト産駒に切り替えて、②サトノアレスと⑮サングレーザーのワイド1点勝負と誰かの真似をしている。口撃機関銃ヤマは例によってデーターをかざして⑭リスグラシューを狙うらしい。左回り巧者で前走G1の強烈な末脚でハナ差の2着は印象深いが、中2週は懸念されるとか。

マイル最高峰のレースなのだから、ここは21世紀最高のマイラーであるフランケル産駒⑩モズアスコットに賭ける。14戦全勝の最後の勇姿をアスコット競馬場で観戦した身には忘れようにも忘れられないのだ。G1に連闘でのぞむのだから、なにか期するところがあるはず。相手は強烈な末脚が魅力的な②サトノアレスを狙うが、ルメール騎乗でさらに魅力的だ。安田記念で燃え尽きてやるぞ!


安田記念

②-⑩ ワイド1点で勝負する

②-⑩2頭軸で3連複総流し14点で遊ぶ




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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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